本日は2社の上場でした。IPOを追いかけている人で当サイトを細かく見ている人であればイーレックスなんて余裕でセカンダリー取れたんでないでしょうか?
個人的にIPOを集中してみているので、分かることが多いのですが相場全体からすれば結構IPOは一部です。毎回同じような結果が眺めるのは楽しいですね。
それではイーレックスの初値結果です。
初値売りで約1.3万円のプラスです。当選者の方おめでとうございます。
【9517】イーレックス(公募価格1,170円)
初値:1,301円(公募比: +131円/+11.2%)
高値:1,601円
安値:1,301円
引け:1,601円
出来高:4,223,700株(公募売出総計:4,000,000株)
新電力会社イーレックス上場、初値11%高-自家バイオマスも
(ブルームバーグ):新電力会社(PPS)のイーレックス が22日、東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格の1170円に対し買い気配で始まり、初値は11%高の1301円となった。その後1600円台まで買い進まれた。
同社は1999年12月の設立で、東京都中央区に本社を置く。PPSとして電力売買、発電、電源開発の各事業を手掛け、工場の余剰電力を調達することで受電電圧6000ボルト以上の高圧、特別高圧の電力需要家に対し安価な料金で電力を提供している。昨年6月からは、高知県でパームヤシ殻を使った自社のバイオマス発電所が商業運転を始めた。大株主上位には阪和興業 、太平洋セメント が並ぶ。
15年3月期の連結業績計画は、売上高が前期比10%増の169億円、営業利益が8.7%増の15億3000万円、1株利益は89円96銭、1株当たり配当は9円を見込む。上場に際し公募400万株、オーバーアロットメントによる売り出し60万株を実施、主幹事は野村証券が務める。
イーレックスに関しては1300円辺りで値がつくなら買ってもいいのでは?と前日予想で珍しく推奨させていただきました。近頃のIPOでは初値高騰で急落の流れが多かったですがイーレックスに関してはロックアップ解除価格1,775円まではまとまった売りが見込みにくいので安心して買いやすい環境でした。
個人的に答えられるのはロックアップ解除価格の上はどちらに転ぶか分かりません。しかし、そこまでなら余裕がありますので今日の300円抜きぐらいはご祝儀的に貰えた方も多いでしょう。
出来高はちょうど公募株数を一回転程度。まだ公募で売ってない人も多いと思います。本当の戦いはロックアップ解除価格からでしょう(私はそこには参戦しない流儀ですが・・・)。
ピタリ賞はニアピン賞的中、sharara24様とします。ニアピン賞には副賞は付かないのですが500円だと寂しいので1000円分をお送りします。
珍しく?フィスコの1300円予想が的中でしたね。何か大口の売り予測でもあるのでしょうかね?
続いてインターワークス。
初値売りで約32万円のプラスです。当選者の方おめでとうございます。
【6032】インターワークス(公募価格1,750円)
初値:2,043円(公募比: +293円/+16.7%)
高値:2,270円
安値:1,867円
引け:1,924円
出来高:2,553,600株(公募売出総計:920,000株)
求人サイトのインターワークスが新規上場、初値は17%高に
(ブルームバーグ):製造業の求人情報サイト「工場ワークス」などを運営するインターワークス が22日、東証マザーズ市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格の1750円に対し買い気配で始まり、初値は17%高の2043円となった。その後は2200円台まで買い進まれた。
同社は1991年3月の設立で、東京都港区に本社を置く。求人サイトの運営や人材紹介、採用支援などを手掛ける総合人材サービス企業で、「工場ワークス」は全国の製造業、工場に特化した求人情報の掲載サイト。掲載数は常時約7000件に上る。このほか派遣や正社員、アルバイトを網羅し「お仕事マイサーチ」、販売・接客の「販売接客ワークス」なども運営する。
15年3月期の連結業績計画は、売上高が前期比15%増の30億7700万円、営業利益は32%増の6億円、1株利益は89.63円、1株当たり配当は30円を見込む。上場に際し、公募27万株、オーバーアロットメントを含む売り出し78万8000株を実施。主幹事は大和証券が務める。
インターワークスも1.5倍がロックアップ解除価格であり、そして大方の予測より初値が安く付いています。それならイーレックスと同じで買えるのではないか?こちらは初日に株価が伸びなかった理由が知りたい方も多いかと思います。
個人的にも社名が似ていて、初値が予想か予想以下でついて差がでている部分を解説したいと思いますが、このあたりは長年の分析結果から理由づけできるけど、残念ながら企業秘密です(笑)
個人的にはセカンダリーは(IPOも)、ハイリスク・ハイリターンの投資商品という位置づけです。公募初値売りだけの人でローリスクという人も多いですが、これはどう攻めるかで自分でリスク換算をするのでそういった表現になるのでしょう。
私も圧倒的優位性に立たないと勝負しない臆病派投資家(笑)なので、敢えてハイリスクを取りに行きません。そういった視点でみると初値買いがようやく出来たのはイーレックスになるという結論です。
ピタリ賞は残念ながらいませんでした。
週が変わってようやく初値に落ち着き感が出てきました。また、先週述べたように直近IPOの見直しも入ってきています。投資で勝ち組になるのは今よりも、一回り先の予測が重要です。
年末IPOが注目されますが、個人的にはもうそこの攻め方は決めておいて、次は年末年始の攻めだと思っています。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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明日も祝日なので、そろそろ年末年始支度ですね。