ジャパン・シニアリビング投資法人の初値レポートです。
本日上場は2銘柄とも公募割れでしたが、リートだけに実害が大きかったのはこちらではないでしょうか?
初値売りで約2万円マイナスです。当選者の方、残念でした。
⇒【2015052】ジャパン・シニアリビング 投資法人(3460)のIPO情報
【3460】ジャパン・シニアリビング投資法人(公募価格190,000円)
初値:170,000円(公募比: -20,000円/-10.5%)
高値:190,500円
安値:169,000円
終値:173,500円
出来高:26,043口(公募売出総計:83,750口)
ジャパン・シニアリビング投資法人の初値は17万円、公開価格から10%下落
29日に東証市場に新規上場したジャパン・シニアリビング投資法人<3460 >は、公開価格(19万円)に対し10.5%下落の17万円で初値をつけた。その後、一時19万500円まで買われた。同投資法人は主に有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、病院や診療所などメディカル施設への投資を行っている。ケネディクス<4321>や長谷工コーポレーション<1808>、新生銀行<8303>、三菱UFJ信託銀行、LIXILグループ<5938 >、損保ジャパン日本興亜ホールディングス<8630>が主要スポンサーとなっている。
出来高もかなり少なく基本的に買いが全く入らなかったとみていいでしょう。私としてもこの結果はかなりの想定外だったのですが、公開価格が仮条件の上限で決まらなかった時点で、ある程度想定すべき事態だったと思います。
なお、一気に公開価格まで戻しており初値で買って、程良い所で売れた人だけ現在の勝者です。そんなすごいラッキーの人がどれだけいるか?って感じですね。
リート指数の状況から少しリートの弱さに注意しないといけないと感じながら、逆にサムティリートの公募割れが、「参加者を減らすしてやったり」状況かと思ってしまいました。
今後、さらにリートIPOに対しては厳しい目で見ていかないといけないですね。
昨年度まではリートで大量配分、大量初値売りで何気に利益としてはプラチナIPOより出ている人も多かったかと思います。ちょっとずつ、風が変わりつつあります。そう簡単に利益が出せる状況はいつまでも続かないということですね。
年後半の大型IPOは、初値予想も神経を使いそうです。まぁ、乗り切って年末にはいい年だったなと言えるようにしたいですね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がいませんでした。一番下で16万がいたので、可能性はありましたね。
読者予想の中に、非常にためになるコメントも散見されます。リートのスポンサー力は、今後注意したいところですね。スポンサーと物件(ポートフォリオ)をちゃんと見ておきましょう。
あとヘルスケアの新鮮味も、もうほぼ薄れていることも最後に書いておきます。IPOは新鮮味もエッセンスです。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き初値予想を、お願い致します。