土木管理総合試験所の初値レポートです。
最悪な時期の上場となってしまい、それが反映してしまいました。
初値売りで約3,000円マイナスです。当選者の方、残念でした。
⇒【2015060】土木管理総合試験所(6171)のIPO情報
【6171】土木管理総合試験所(公募価格1,250円)
初値:1,220円(公募比: -30円/-2.4%)
高値:1,280円
安値:1,140円
終値:1,204円
出来高:777,200株(公募売出総計:1,130,000株)
土木管理総合試験所が新規上場、公募比2.4%安-土木工事試験
(ブルームバーグ):土木建設工事のための試験・調査・分析サービスや地盤補強サービスを手掛ける土木管理総合試験所 が26日、東証2部市場に新規株式公開(IPO)した。売り気配で始まり、公募価格の1250円に対し初値は2.4%安の1220円をつけた。
同社は1985年5月、長野県長野市で土質・地質調査試験を行う中央試験検査所の個人事業として創業。86年に現在の商号に変更した。土木建設工事に必要な土質の状態調査や液状化対策のための試験のほか、橋梁やトンネルなどコンクリート構造物の経年に伴う強度の劣化や内部傷の調査を一括受注できるサービスを手掛ける。ハウスメーカーなど建設物の建設予定地の補強工事事業なども行う。
2015年12月期の業績計画は売上高が前期比7.5%増の43億5600万円、営業利益は同34%増の3億9500万円、1株利益は103円35銭、公開価格ベースの予想PERは12倍。上場に際し、公募70万株、オーバーアロットメントを含む売り出し59万9500株を実施。主幹事は野村証券。
東証2部の銘柄になりますので、地合いが悪く買う層がいなくなれば厳しいのは仕方ないところです。個人的には初日でとりあえず公募価格を超えたので検討したほうだと思っています。
また出来高は公募売出総計を1回転しませんでした。東証2部とはいえ、やはり閑散相場になったと言えると思います。約2週間ぶりのIPO開始でしたが、少し出鼻をくじかれています。明後日の、東証2部ラクトジャパン、赤字イケイケメタップスもかなり苦戦しそうです。
なお、当方BB時の初値予想では1,450円程度にしていますが、地合いがよくて初値の意味ですので、それよりも下で始まったから買いどきとは思わないほうがいいですね。
東証2部銘柄の特徴としては、地味銘柄はやっぱり厳しいです・・・。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
黒澤のツイッターでは初値速報を流しています。
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今回はピタリ賞がでませんでした。
地合い悪化前の予想が多く、平均値は1,515円でした。結構当選者も多かったと思いますので期待していた方にとっては残念だったかもしれません。
ただ、個人的には地合いの急変前考えていたらIPOなんて出来ませんので、むしろこういった時に長期投資していない分があると思っています。
2015年後半はIPO一大イベントがありますので、そろそろ思惑的な動きもあるかと思います。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き初値予想を、お願い致します。