JESCOホールディングスの初値レポートです。
初値は、まぁ検討したと言って良いのではないでしょうか?
ただ、初値がほぼ高値で、その後公開価格付近での攻防です。
なんだか必至に支えてます的なチャートですね。
初値売りで約2,900円のプラスです。当選者の方、昼飯代にはなりましたでしょうか?
⇒【2015064】JESCOホールディングス(1434)のIPO情報
【1434】JESCOホールディングス(公募価格540円)
初値:569円(公募比: +29円/+5.4%)
高値:574円
安値:540円
終値:541円
出来高:2,191,400株(公募売出総計:2,000,000株)
JESCOが新規上場、初値5.4%高に-電気設備などでEPC
(ブルームバーグ):電気工事や交通インフラ設備などの設計・調達・建設をワンストップで提供するJESCOホールディングス が8日、東証2部に新規株式公開(IPO)した。公開価格の540円に対し買い気配で始まった後、形成された初値は5.4%高の569円だった。
同社は1970年8月の設立で、東京都新宿区に本社を置く。原子力発電所の電気計装工事の技術を核に国内外で電気設備、情報通信設備、大型映像設備などの設計、施工、運用、保守メンテナンスを一括で行ういわゆるEPC(Engineering、Procurement、Construction)企業だ。94年にマレーシア、2001年にベトナムへ進出、15年にはシンガポールにも拠点を開設した。ベトナムではタンソンニャット、ノイバイ両国際空港の工事プロジェクトに参画した。
15年8月期の連結業績は、売上高が前の期比12%増の76億5000万円、営業利益が1.2%増の2億8700万円、1株利益は48円10銭だったもよう。国内、東南アジア諸国連合(ASEAN)双方のEPC事業で電気設備工事や電気通信工事などの売り上げが伸びている。上場に際し公募160万株、オーバーアロットメントを含む売り出し70万株を実施。主幹事は野村証券。
出来高はほぼ公募売出総数を1回転なので、東証2部らしい低調な商いだったといえます。外部環境が悪い中では初値健闘が正しい見方でしょう。
その後は良いとこなく(IPOらしさもなく)、目立ったのは540円の抵抗線だけです。
それほど吸収金額が大きくないため、初日に買い支えがあったとすれば明日以降はいきなり公募割れ価格から始まる可能性が高いですね。ただ、こういった銘柄はその後のそこを確認すれば入りやすい価格帯になると思います。
本来ならスケジュール的にも1週間程度、他のIPOと離れていますので注目されても良いはずなのですが、東証2部では注目されませんね。一方ベステラがかなりはじけていますね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでませんでした。
ニアピンになる570円にも予想はありませんでした。ただ、予想の中央値と平均値の間に今回の初値結果が入っており、非常に参考になる読者予想のデータだと思います。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き初値予想を、お願い致します。