本日、3銘柄の初値が付きましたのでレポートします。
それにしてもセカンダリーが結構酷いです。
初値売りで約32万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます！
⇒【2015091】ソネット・メディア・ネットワークス(6185)のIPO情報
【6185】ソネット・メディア・ネットワークス（公募価格2,300円）
初値：5,500円（公募比: +3,200円/+139.1%）
高値：5,630円
安値：4,500円
終値：4,500円
出来高：984,700株（公募売出総計：600,000株）
ソネットＭＮが上場２日目に初値形成、2.4倍－ネットマーケティング
（ブルームバーグ）：22日に東証マザーズ市場に新規株式公開（ＩＰＯ）し、初日を買い気配のまま終えたインターネットマーケティングのソリューション開発を行うソネット・メディア・ネットワークスが上場２営業日目の24日午前、ようやく初値を形成した。公開価格の2300円に対し2.4倍となる5500円だった。
同社は2000年３月の設立で、東京都品川区に本社を置く。ソニー子会社のインターネット企業であるソネットの傘下で、配信ログ・オーディエンスデータを処理するシステムインフラ「Logicad（ロジカド）」などビッグデータを活用したネット広告ソリューションを顧客に提供。広告枠取引を最適化する売買プラットフォーム、「PubMatic（パブマティック）」、成果報酬型のクローズドアフィリエイトサービス「SCAN」なども開発し、サービスを行っている。
16年３月期の業績計画は、売上高が前期比45％増の53億9000万円、営業利益が53％増の２億6000万円、１株利益が102.51円。公開価格ベースの予想ＰＥＲは22倍。デマンドサイドプラットフォーム（ＤＳＰ）である「ロジカド」、アフィリエイト分野での増収効果を見込む。上場に際し公募60万株、オーバーアロットメントによる売り出し９万株を実施。主幹事は大和証券。
それにしても2日目まで行くとは初値高騰し過ぎと思っていました。案の定、急落してストップ安で引けています。安易に初値高騰するのは公募組にとっては嬉しいですが、IPOの健全性というか先のことを考えると考えものです。
私は、IPOが当たりにくい今の現状が悪いと思っています。各証券会社はもっと抽選枠に枚数を回して、多少広く浅く儲けが出るような方針転換をして欲しいですね。
目の前の利益より、幅広い投資家を育てたほうがメリットあると思うんですがね。そういう意味で、ネット証券がもっとIPOを請け負って欲しいです。
ピタリ賞は出ませんでした。ニアピン賞もなしです。
最高予想8,900円もあったぐらいなので5,500円はいそうでしたが残念でした。
続いて、ケイアイスター不動産(3465)。
初値売りで約8千円のプラスです。当選者の皆様、おめでとうございます。
⇒【2015100】ケイアイスター不動産(3465)のIPO情報
【3465】ケイアイスター不動産（公募価格1,200円）
初値：1,282円（公募比: +82円/+6.8%）
高値：1,318円
安値：1,210円
終値：1,210円
出来高：2,100,000株（公募売出総計：2,541,900株）
ケイアイスター不動産がＩＰＯ、初値6.8％高－関東で分譲・注文住宅
（ブルームバーグ）：埼玉県を本拠に群馬や栃木、東京など関東で新築一戸建て分譲住宅などを手掛けるケイアイスター不動産が24日、東証２部市場に新規株式公開（ＩＰＯ）した。公開価格の1200円に対し買い気配で始まり、午前９時10分すぎに形成された初値は6.8％高の1282円だった。
同社は1990年11月の設立で、埼玉県本庄市に本社を置く。埼玉、栃木、群馬、茨城、東京の１都４県にオフィス、ハウジングセンターを構え、新築一戸建てや注文住宅、分譲マンション「ヴィラーヌ」シリーズなどの用地取得から開発、企画、施工、販売を行う。中古住宅物件も取り扱う。
2016年３月期の業績計画は、売上高が前期比12％増の363億円、営業利益が39％増の21億円、１株利益が196.84円、１株配当は53円。公開価格ベースの予想ＰＥＲは6.1倍。主力の分譲住宅事業で前期に在庫棟数を増やした効果から、販売棟数は220棟増の994棟を想定。平均販売価格も、東京地区の増加で260万円増の2730万円を見込む。上場に際し公募105万株、オーバーアロットメントを含む売り出し136万5000株を実施。主幹事は大和証券。
初値はそこそこのところで落ち着きましたね。ただ、後が良くありません。初日で公募価格付近まで落ちてしまうとちょっと買いにくい層も出てきそうです。心理的には一旦公開価格より下で待ちたいところでしょう。
不動産系なので、業績さえ良ければかなり割安ならクオカード優待発表などを期待して買う層も出てくるかもしれませんが、あまり新規性が銘柄に感じ取られないところが残念ですね。
とは言え、公募売出総数はかなりの量だったので初値が公募割れしなかったのは良かったです。
ケイアイスター不動産ではニアピン賞が出ました！
UG様が1,280円で見事ニアピン賞です。来年になりますが、後ほどアマゾンギフト券を送付いたします。
最後にソーシャルワイヤー。
初値売りで約9.1万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます！
⇒【2015098】ソーシャルワイヤー(3929)のIPO情報
【3929】ソーシャルワイヤー（公募価格1,600円）
初値：2,511円（公募比: +911円/+56.9%）
高値：3,015円
安値：2,072円
終値：2,094円
出来高：2,790,000株（公募売出総計：540,000株）
「アットプレス」のソーシャルワイヤー、初値は57％高－リリース配信
（ブルームバーグ）：ニュースワイヤー事業などを手掛けるソーシャルワイヤーが24日、東証マザーズ市場に新規株式公開（ＩＰＯ）した。公開価格の1600円に対し買い気配で始まり、午前10時40分すぎに形成された初値は57％高の2511円だった。
同社は2006年９月の設立で、東京都新宿区に本社を置く。新聞や雑誌、テレビ、インターネットニュースサイトなど7500を超すメディアからプレスリリースの内容に適した配信対象メディアを選定し、リリースの配信代行を行うサービス「＠Press（アットプレス）」を運営している。また、広報・ＰＲ活動の掲載結果や競合・業界動向などの調査を行うクリッピングサービス「アットクリッピング」も展開、東京やシンガポール、インドネシアなどでレンタルオフィスサービス「クロスコープ」を運営するなどインキュベーション事業も行う。
16年３月期の連結業績計画は、売上高が前期比21％増の19億1300万円、営業利益が91％増の２億700万円、１株利益が58.47円。公開価格ベースの予想ＰＥＲは27.4倍。ニュースワイヤー事業でアットプレスの配信数が増加、インキュベーション事業では六本木、新宿の増床で供給・稼働席数の増加による売り上げ拡大を見込む。上場に際し公募17万株、オーバーアロットメントを含む売り出し45万1000株を実施。主幹事はＳＢＩ証券。
なんというか一番激しくIPOらしい展開になったのがソーシャルワイヤーです。
当方、大手予想などと同じく直前予想を上げたのですが、その根拠がIPOの流れだっただけに今日の他銘柄含めIPOの展開が影響しましたね。
初値はもともとの初値予想よりも低かったため狙った層が多く急騰したのかもしれません。しかしながら大きな一度の売りは恐らくV.C.でしょうし、そこを耐えたように見せて耐え切れず落ちていきました。
しかし1.5倍のロックアップ解除はしっかりと超えてきて2000円近くまで値を落とす展開、上下1000円の幅は大きいですよね。
ソーシャルワイヤーではピタリ賞は出ませんでした。ニアピン賞もなしです。
惜しい予想も多かったですし、自分も当初の予想通りなら近めの予想でした。SBI証券のIPOチャレンジポイントもここでは使うべきではないと思っていましたが、恐らくポイント金額換算で価値は低めだったでしょう。
以上、3銘柄の初値レポートです。
今日はセカンダリー勢がそこそこ死亡している気がしますね・・・。明日の一蔵に影響があるのか？ラストアノマリーでなんとなくちょいプラスで落ち着きそうな予感がしています。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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明日は12末優待の権利付き最終日でもありますね・・・。なんだかクリスマス気分なので、作業できるかどうか・・・。