超大型IPOの状況が後少しでわかりそうです。

日本取引所グループ(JPX)は10月中にソフトバンクグループ(SBG)の通信子会社ソフトバンク(東京・港)の上場承認を決める方針を固めた。ソフトバンクは12月中旬に東証1部に上場する。時価総額は7兆~8兆円規模となるとみられる。SBGは売り出しにより2兆5000億円規模を資金調達するもようで今年最大の新規株式公開(IPO)になる。

上場日は12月19日を軸に調整している。JPXは10月にソフトバンクの上場承認を決める。

JPXは傘下の東京証券取引所で、7月にソフトバンクからの予備申請を受け関連部門で議論を重ねてきた。SBGとの親子上場の是非が焦点だったが、企業統治(ガバナンス)の独立性が確保できていると判断して上場を認めることにした。

SBGは調達する資金を世界の有望なスタートアップに出資する「ビジョン・ファンド」など、投資会社としての成長資金にあてる。

12月19日は大安吉日なので本線だと思いますが、12月の中旬からは毎年の流れですとIPOラッシュが始まる時期です。この時期に2兆円を超える吸収額のあるIPOが行われるとなると影響はあるでしょうね。

なんと言っても桁が違うIPOです。

記憶に新しい超大型のIPOは2015年上場の郵政3社になるとおもいます。その吸収規模は3社合わせて1.5兆円程度でしたのでそれを超える規模になります。

なにわともあれ2018年最大のお祭りイベントにはなると思います。郵政IPOではいろいろ言われながらも結局は初値プラスになったことで公募組は美味しい思いをしたと思います。今回も上場前はいろいろ言われながらも、どれだけ注目を集めて上場日に華々しくデビューできるかが鍵を握っていそうです。

ただ、できれば11月上場あたりにしてほしかったですね。今年の12月のIPO戦略は例年とは少し変えて挑むことも必要と感じさせるソフトバンクの上場となりそうです。

sbipo

タイミングよくトヨタとの提携発表が出ています。トヨタとの提携はIPOの規模感を払拭する意味でも上手だなと感じさせます。

新規承認発表から口座の準備をしていては間に合わない可能性があります。主幹事は共同主幹事体制かと思いますが、多くの証券会社から申し込むことで少しでも玉集めをすれば利益が大きくなりそうです。

黒澤が保有している全証券会社25社の特徴と感想を随時更新

私も25社程度の証券会社の口座を持っていますが、今のうちに準備をしておいて年末に向けた体制づくりをしておきましょう。