2018年に100周年を迎えたSMBC日興証券ですが、その翌年の2019年に矢継ぎ早に私達が欲しかったサービスをダイレクトコースに投入しています。
結構、たくさんのリリースが短期間に起きたのでまとめてみたいと思います。
SMBC日興証券は今一番熱い大手総合証券のイメージです。
1.IPOにステージ制を導入
SMBC日興証券がダイレクトコース限定で『IPO優遇特典』を導入
2019年2月からダイレクトコースで開始されていて、すでに抽選にステージ制が始まっています。当方もとりあえずブロンズですが、ステージ制には載せるようにしてみました。
要点としては
SMBC日興証券に割当があった10%程度がここ最近のダイレクトコースのIPO抽選割当ですが、そこに最大5%上乗せ分が確保されます。
個人的に思うのは、ただの5%というのではなくステージ制に乗っている人しか抽選されないので、口座保有者全員がステージ制にいかないでしょうし、抽選の母数自体もかなり減る可能性を感じています。より当たりやすくなると思っていますので、なんとかしてステージはキープしたいところです。
ここで、例えば優待権利取りなどにSMBC日興証券が使い勝手がいいとステージを保つための月末資産の補充ができていいのにと考えていたら、後に紹介する一般信用売建サービス開始でダブルパンチでSMBC日興証券が使える証券会社になる可能性を秘めていると感じます。
なんといってもSMBC日興証券はIPOに強いほかに、ダイレクトコースは信用取引手数料無料です。そこが一般信用売建サービスで在庫豊富だったら、皆さんのそちらでクロス取引することになるでしょう。
これはネット証券もうかうかしていられない状況です。
2.記事から株が買える、手数料0円のフロッギー(FROGGY)スタート
SMBC日興証券が新しい投資サービス!「FROGGY(フロッギー)」で購入コスト0!?
さらにSMBC日興証券は新しい仕組みの投資サービスをはじめました。記事から株が買えるフロッギーです。
特徴としては
参考になるネタを見つけて株を買う人は多いでしょう。フロッギーには著名な投資家のインタビュー記事などがあり、参考になる部分があります。お気に入りの投資家の投資に関する考え方など理解を深めて、すぐに株を買えるサービスです。
キンカブという仕組みを使っていて500円から株を買えるので、投資初心者の人が入りやすいサービスです。そこにさらにいいなと感じたのが、ちゃんと買いの手数料を0円に変更してきたことです。
キンカブをそのまま売れば、その時にスプレッド分の手数料はかかりますが(0.5%~1%になっています)、ただ、単元株までキンカブを買えば、保護扱いに移管できます。
そうすれば約定代金100万円までは無料で現物株を買える仕組みが出来上がっていると考えられますね。売却時の手数料を節約するならSMBC日興証券は信用取引手数料無料ですので、信用売をしてからの現渡しをすれば、売りの1日分の金利手数料ほどで決済が可能です。
そこまで細かいことを考える人がいるのか?というのもありますが、少なくとも私が現物で長く持ちたい優待株を買うなら、利用する手もありかと感じました。
株取引中級者以上の方には、あまり響かないサービスかも知れませんが、手数料面でも狙えるサービスだと私は思っています。
3.一般信用売建サービス開始!
SMBC日興証券のビッグニュース!一般信用売建サービス開始!
最後にあったらいいなと求めていたビッグニュースが飛び込んできました。2019年の3月からサービス開始する模様です!
一般信用売建サービス開始です。そしてそのスペックは!?
証券会社7社(松井・カブドットコム・SBI・楽天・GMOクリック・大和・岩井コスモ)一般信用売り建て可能銘柄リスト
現在、一般信用売建サービスの銘柄数や在庫数ではMUFGグループのauカブコム証券が一歩抜けています。そこに約2000銘柄と明記した大手総合証券が入ってくるのですから、期待せずにはいられません。
これも驚きなのですが、後から待望のサービス登場ということで金利手数料系も安いです。少しでもコスト節約になります。短期売りサービスとかの明記はなく3年の長期の返済期限というのも高スペックです。
そして、今回の発表とは違いますが、もともとSMBC日興証券は信用取引手数料無料ということで手数料にうるさい優待クロス取引族がこぞって証券会社を移行することは目に見えています。
もちろん、優待クロス取引だけにこだわらず空売りのヘッジ手法を使う時に、第一選択として考えられる証券会社になりそうです。
ただ、在庫数などは蓋を開けてみないと分かりませんので、過度な期待はせずサービスを開始してくれるだけでもありがたく感じたいと思っています。
SMBC日興証券が一般信用売建サービスに高スペックで参入することで、他の証券会社も黙っていては客が取られますので、サービス向上は必至でしょう。そういったサービス競争激化も期待したいですね。