明日は2銘柄の上場になります。そして6月注目のSansanの上場になります。注目度はNo.1でしょうから、この初値結果はIPO市場に影響しやすそうですね。上場直前になってみて、今年はあまり6月に上場銘柄がないと感じるので、買いの充電力は高まっているかも知れません。
まずは、Sansan(4443)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：10,350円 気配更新：更新値幅225円、更新時間10分
下限値段：3,375円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
それでは初値予想です（公募価格：4,500円）
4,300円（公募比: -200円/-4.4%）
読者予想平均値：5,679円 | 中央値：4,150円 | 補正値：4,321円
主幹事の引受価格：4,207.50円。
当方の直前予想はBB前予想と同じく4,300円で公募割れとしました。決して企業や業種に対して評価が低いわけではないですが、上場時における需給を考えると公開価格で買わなくてもいいと考える人が多そうな気がしてなりません。
ただ、買い意欲と言うか安くなれば買いたいという人も多そうなので、初値は公募割れでも上場初日では公開価格より上が見られるぐらいで考えています。
大手予想的には強気にプラス予想ですし、果敢に攻めた人もいるでしょうから、IPO市場が冷えないという意味でも良い結果に終わってほしいとは思っています。
野村證券主幹事ですので、寄り付き前にはいくらかの誠意買いが入るのではないかと思っています。
というか、このSansan(4443)が初値プラスになってくれないとIPO公募参加妙味がどんどんと減っていって寂しい感じになりますね。
次に日本グランデ(2976)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：1,725円 気配更新：更新値幅38円、更新時間10分
下限値段：563円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（5分）
それでは初値予想です（公募価格：750円）
800円（公募比: +50円/+6.7%）
読者予想平均値：979円 | 中央値：800円 | 補正値：820円
主幹事の引受価格：680.80円。
こちらもBB前予想を据え置いて微増予想です。イメージとしては800～850円ぐらいになればと思っています。マイナス面としては先日、地方市場で不動産の「大英産業」の結果が悪く、今も株価は低迷中ですので、連想されると厳しそうです。
ただ、吸収金額が非常に小さいですし主幹事的にも配分先が絞られているので、あまり売りが出てこないのではないかと思います。売りも買いも少ない展開で微増の結果、しばらくはIPOらしくないつまらない閑散相場になるかも知れません。
地方市場上場銘柄はひょんなことで一気に高騰することもあるのですが、不動産業だとあまりそういった事例は感じないかも知れません。
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
なんと言っても注目はSansan(4443)の初値でしょう。大型マザーズで久しぶりの注目銘柄ですので、懸念しているよりもいい結果が出ることを祈っています。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
あっという間に6月の上場ラッシュシーズンが来てしまいました。個人的には1枚も公募株が手に入っていないことに焦りを感じております・・・。