明日は2銘柄の上場になります。地方上場のPBシステムズは充電期間がありながら予想よりも初値はパットしなかったと思います。
マザーズ銘柄の登場で初値高騰となり、IPOの景色が変わるのかが注目ですね。
まずは、アミファ(7800)から。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：1,518円 気配更新：更新値幅33円、更新時間10分
下限値段：495円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
それでは初値予想です（公募価格：660円）
860円（公募比: +200円/+30.3%）
読者予想平均値：1,108円 | 中央値：930円 | 補正値：996円
主幹事の引受価格：607.20円。
直前予想はBB前予想を据え置いて微増の1枚あたり2万程度のプラスを予想しています。野村證券主幹事の銘柄ですので、大方の予想通りの安定の初値を期待したいところです。
この銘柄の結果が、あとの地味系IPOの人気にも左右されそうですね。
一応、同日上場となる場合は注目度によって結果が2極化しやすいですので、やや地味な印象のこちらは分が悪いかもしれません。
次にサイバー・バズ(7069)。
上場日の参考情報です。
・気配更新
上限値段：5,290円 気配更新：更新値幅115円、更新時間10分
下限値段：1,725円 気配更新：通常の更新値幅・更新時間（3分）
それでは初値予想です（公募価格：2,300円）
4,280円（公募比: +1,980円/+86.1%）
読者予想平均値：5,207円 | 中央値：5,025円 | 補正値：5,288円
主幹事の引受価格：2,116.00円。
注目のマザーズ銘柄ですが、直前予想は大きく下方修正しました。2倍近くの4,280円としています。このところのIPOの初値は弱い状況が続いていて、まだそれが改善される雰囲気を感じません。この銘柄あたりが初値安くなると、後々に続くIPOも苦しいかもしれませんね。
直前予想のポイントで1枚あたり20万程度の利益になりますが、その辺りで公募組が売るのか？欲張って持ち続けると下げて損した気持ちになったり、初値が高騰すればセカンダリーがそれを追いかけるリスクを取れるのかなど微妙な価格帯かと思います。
当方のBB前予想より大きく予想を下げましたが、安くなった初値と思って攻めると逆にやられるのがIPOです。後にも大型で注目の銘柄が続くだけに明日の上場銘柄の攻め方には気を使いますね。
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
PBシステムズが思ったほど初値が伸びなかったので、全体的に弱気の風が吹いていると思います。相場格言で言えば「人の行く裏に道あり花の山」と、逆風こそ攻めどきなのかもしれませんが、嵐のようなIPO相場、飛ばされないように乗り切りましょう！
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
今年は10月までIPOが続いて、しかも10月のIPOも多いのですので例年とは少し雰囲気が変わってくるかもしれませんね。