本日は2銘柄の初値がつきました。また本日上場予定だったタスキは来週に持ち越しとなっています。それにしても10月に入っても市場は混乱気味ですがIPOは活況です。
初日の動きなどを見ていきましょう。
まずは、ヘッドウォータース(4011)。
初値売りで約261万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【4011】ヘッドウォータース(公募価格2,400円)
初値:28,560円(公募比: +26,160円/+1,090.0%)
高値:29,000円
安値:23,710円
終値:27,000円
出来高:166,700株(公募売出総計:100,000株)
一撃200万どころか250万以上の利益となりました。約12倍の初値ということでHEROZ以来のトンデモ級IPO再来です。やはりIPOには夢がありますね。こんなIPOを一枚でも持っていたらいきなり200万円以上の利益を手にすることが出来ます。
初値がついてからは高値29,000円からだらだらと値を下げて23,710円まで落ちています。ところが初日で27,000円まで回復しているのは、今のIPOの強さを感じますね。正直、異常な高い初値なのですが、それをもろともしない強さの波が来ています。
こんなIPOは数年に1回あればいいレベルですので、一生のうちに公募組で参加できたら超ラッキーですね。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
上の予想で28,800円が投稿できますので、一応予想は可能な状態だったと思います。ただ、ここまで初値が上がってしまうとピタリ的中は難しいですね。見た目上の節目になる3万円超えは達成していないので、今後超えるのかが焦点かもしれません。
次は、アクシス(4012)。
初値売りで約46.3万円のプラスです。当選者の方、おめでとうございます!
【4012】アクシス(公募価格 1,070円)
初値:5,700円(公募比: +4,630円/+432.7%)
高値:6,700円
安値:5,700円
終値:6,700円
出来高:555,500株(公募売出総計:518,000株)
ヘッドウォーターズの影に隠れていますが、こちらもすごい結果で初値5倍以上の5,700円で決着しました。さらにストップ高で引けているという強さです。IPO全体が異常な強さを感じますね。
IPOでは人気の高いクラウド管理型の業務アプリ開発です。上場後も値を伸ばすことも多いですので、先取り的な初値となっていますね。ただ、初日の出来高としては公募売出総計を1回転強した程度ですのでストップ高になったことで余り回転していません。
即金規制明けでも板が薄く、初値買い組の売りとのチキンレースになりそうですね。
主幹事SMBC日興証券で当選されている方も見受けられ羨ましい限りです。楽天証券でも当選のチャンスはありました。
こちらもピタリ賞は出ませんでした。
5800円予想など見られましたが残念ながらピタリ賞はありませんでした。当方最終予想は控えめで5,000円以下でしたが、そういった予想をいい意味で裏切る好調な初値の場合は2極化の流れでさらに値を伸ばすというのはIPOではよくありますね。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
以上、2銘柄の結果でした。
また本日上場予定だったタスキは値付かずです。
最終気配1,541円で約8.8倍の買い越し状況です。
フル板では発注上限2,680円より上を示していて合致点は分かりませんでした。トランプ大統領がコロナ感染でNYの株式などどうなって来週返ってくるかによってまた状況は変わるかもしれません。
また10月5日は大型IPOのダイレクトマーケティングミックスの上場も控えています。キオクシアがなくなったので需給面で見れば良い環境が続いていますが、来週月曜日の動きも一つの要チェックポイントですね。