昨日、最終IPOとなるオンデックの仮条件も発表されて、当方のブックビルスタンスも全て更新完了していますので報告いたします。

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一覧にするとなかなか壮観ですね。12月15日から様々なドラマが生まれそうです(笑)

S級からD級評価まで、また上場市場も様々な市場でバラエティ豊かなラインナップですが、今年は特に数が多くなっている年です。コロナ禍で延期した銘柄も入ってきていることや、もともと2020年はIPOは数多く予定されていた年であることなど、上場できるならしたいという思惑も強いでしょう。

それに伴い懸念点は「C級~B級」で微妙な銘柄の取り扱いです。いつも以上に初値結果に「強弱」が表れる予想ができ、地合い次第では公募割れの危険性を孕んでいる銘柄が複数あると思っています。赤字上場や期待度が強くて割安感のない銘柄、さらに地味すぎて上場日当日に買いが薄そうな銘柄は危険度も高いですのでそのあたりは意識しながら参加していきましょう。

一方、上場ラッシュの後は見直し買いなども例年の恒例行事ですので、初値予想をすると同時に狙い目IPOをいくつか自分の中でピックアップしておくとセカンダリーでもいい成績を残せることが多いと思います。

私は幸先よく「ビートレンド」の当選を頂いたので12月のIPOプライマリー戦線はかなり優位に立ったと思っています。多少リスクを背負って複数銘柄を攻めてもいいかなと感じています。

証券会社で12月IPOで頑張った賞をあげるなら、今年はSBI証券ですね。注目度の高いウェルスナビの主幹事だったり、自ら同時上場を作ってしまうほど今年は取扱数が多いです。

一方、残念で賞はSMBC日興証券かもしれません。主幹事は再上場のローランドのみです。ただ、普段はかなり期待度の高いIPO銘柄を用意するSMBC日興証券ですので、12月に控えめにした分、次のIPOの登場が注目度高いですね。

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【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示

2001年からまとめている月別の傾向をみても12月はやはりIPOの代表月とも言えます。忙しい師走ですが、しっかり乗り切って来年を迎えたいですね。