4月IPOにSBI証券主幹事銘柄も出てきました。しかもIPOチャレンジポイントと使いたくなるようなプラチナ案件で悩ませそうです。

アイ・パートナーズフィナンシャル(7345)のIPO新規上場情報

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IFA(Independent Financial Advisor)「独立系ファイナンシャル・アドバイザー」大手になります。もともと税理士法人の1サービスから保険仲介など金融アドバイスが盛んになっているようですね。

想定価格は2,850円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約3.27億円で、東証マザーズ上場の小粒IPOです。

なんだか凄い売り込み力の強そうな会社だなぁ(笑)と思って目論見書を眺めてみましたが、IFAが増加する要因として「ノルマ」廃止の動きに対して、ビジネスモデル転換は容易ではないというスタイルです。

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独立系FAとしてバリバリ働く人はうちに来いという姿勢ですね。

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ホームページを見ると中々社長は顔を見ても圧が強そうに感じます。正直この会社でIFAとしてやっていくならかなりの精神力でないと厳しいのでは?と思ってしまします。

ホームページの代表メッセージ動画もあります。3分ぐらいの動画ですので暇な方は見てください。中では「ノルマは与えない」「ワークライフバランス」とうを盛んに訴えています。目論見書の内容とは真逆な印象の動画でアピールなど、表と裏がありそうで怖い部分です。

なお、売上相手先の証券会社ですが、トップ割合が楽天証券(50%程度)で2位にSBI証券(30%程度)となっています。ここのIFA的には証券会社はこの2社のどちらかで十分と捉えることも出来ますね。総合証券を渡り歩いて、自分がおすすめする証券会社がコスト重視でネット証券(運用のアドバイスは自分でできるから要らないからでしょうが)を利用というのは面白いところです。

IPOスペックで見ると超プラチナチケット案件。業績期待度も高い銘柄ですので、高騰間違い無しの印象です。

SBI証券のIPOチャレンジポイントを使った争奪戦が見られそうです。

キャンペーンなどでIPOチャレンジポイントを豊富に持っている人は多い状況、さらに早くIPOの調子のいいうちに換金したいという人も多そうなのでボーダーラインは想定を超えて高くなる可能性もあります。このあたりの鬩ぎ合いは難しいですね。

なお、幹事証券も豊富で楽天証券も入っていて取引先の1社ですので、そこそこ枚数を割り当てているかもしれません。エース証券、あかつき証券なども契約先ですね。

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IFAは流行りのビジネスで、今後日本でも増えていきそうな感じではありそうです。閉鎖された印象のある金融アドバイス事業が、独立系でオープンに広がっていくというのは世の中的には良いかもしれません。

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