本日は2銘柄の初値がつきました。一先ず公募割れする銘柄は出ていませんが、ファブリカコミュニケーションズは朝の気配は結構厳しそうな時間帯もあるレベルでしたね。思い返せば連日上場だとIPO相場はこんなものかも知れません。
まずはファブリカコミュニケーションズ(4193)から。
初値売りで約9万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
⇒ファブリカコミュニケーションズ(4193)のIPO新規上場情報
【ファブリカコミュニケーションズ(4193)】(公募価格6,000円)
初値:6,900円(公募比: +900円/+15.0%)
高値:7,250円
安値:6,410円
終値:6,410円
出来高:2,480,800株(公募売出総計:511,500株)
初値は8,000円どころか7,000円にも到達しない6,900円でした。値ガサ案件があまり調子よくない状況が続きますね。その後の初日の動きも芳しく無く結局終値は初値より下げています。値ガサ案件に買いが入りにくい地合いですね。
特に引けのポイ捨てするような下げ方は良くないですね。セカンダリー勢が何か期待するような買い方をしていてやっぱり駄目で早めにポイしている状況が続いているように感じます。出来高は公募売出総計を4回転ですので、そこそこの売買はあったようです。
東海東京証券はIPO閑散期を狙ってうまく上場させるイメージがありますが、今回は4月上旬でもIPOの重なりが多い時期でした。次は値ガサでもいいので、もう少し閑散期を狙って出して欲しいところです。
こちらはピタリ賞がでました。みよぶー様が見事的中です。
こちら読者予想や大手予想などが珍しく8,000円と一致してコンセンサス的に8,000円が一つの指標として感じ取られた銘柄ですので、そこまで初値が行かなかったことを考えるとやはりIPOの地合いは弱いと考えて良いのかも知れませんね。
次に表示灯(7368)。
初値売りで約6.7万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
【表示灯(7368)】(公募価格2,000円)
初値:2,672円(公募比: +672円/+33.6%)
高値:3,175円
安値:2,672円
終値:3,175円
出来高:9,159,700株(公募売出総計:1,220,000株)
2社同時上場で注目度が高くなったのは予想通りこちらでした。マザーズより東証2部のほうが面白く見られるというのは、IPOセカンダリーの参加者の見方も変化しているなぁと感じますね。初値も2,500円を超えて、場中でストップ高も演じるなど注目されれば強いIPOを見せてくれました。
終値もストップ高の水準で引けています。商いも多く公募売出総計を7~8回転ほどでストップ高が一度剥げて再度ストップ高まで持ってくるだけありますね。こういった結果がIPOの本来の楽しいところですね。「表示灯」のような動きをするIPOが増えれば、再びIPOが活気づいてくれると思います。中長期的にも応援したいところです。
こちらは野村證券主幹事、明日も上場銘柄を用意していますので続けてしっかりとした結果を残して欲しいところです。
こちらはピタリ賞がでませんでした。
読者予想平均では2,900円あたりでしたので、初値も初日のセカンダリーの動きも大方の予想に近い動きになりましたね。ピタリ賞は出ませんでしたが、多くの方の予想通りの結果だったと思います。
以上、2銘柄の結果をまとめて紹介しました。
明日も上場がありますが、その後は少し空いて「紀文食品」など東証1部上場銘柄も登場する4月のIPO情勢です。大型IPOの結果がどう出るかに注目ですね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
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