株主優待クロス取引の実績結果として、銘柄別の寄与度(貢献度、オススメ度?)的なものを図れそうなページとして「株主優待クロス取引寄与度ランキング」ページを作りました。
2010年からの管理人の優待クロス取引実績を銘柄ごとにまとめて、銘柄別にどの程度得できているか?を紹介するページです。
人によって優待自体の価値が異なりますので、このデータの示すところは変わってくると思います(当方はあまり外食優待を使う頻度がないので、そのあたりは欲しくなく弱いです)。ただ、数年のデータをまとめることでオススメ銘柄なんてのも見つかるかも知れません。
ざっくりと見渡すとなんと言っても金額的にお世話になっているのが、ゴルフ優待ですね。当方はゴルフはしますが、優待で得して行こうなんてぐらいの気持ちですので一向にうまくなりません・・・。もう上場廃止になっている「アコーディア・ゴルフ」が上位に君臨しているのも興味深いところです。
外食系では「マクドナルド」や「コロワイド」が上位に来ています。コロワイドは最近は消化できないので取ってないのに上位に来るあたり、やはり額面価値の大きさが響いていますね。
ほぼ10年分のデータが入っていますので、最大で20回も優待を頂いている銘柄もあるんですね。取得回数が多い銘柄も取りやすいオススメ銘柄を考えて良いかも知れません。なんだか甲子園出場回数みたいでまとめてみると意外に面白いです。
またランキングを反転させると失敗クロスも確認できます。特に外食優待系で一回の高逆日歩をもろに食らったことで損している状態の銘柄も多いですね。感じるのはやはり優待クロス取引は「安全第一」だと思います。コツコツと「要るか要らないか分からないものを積み立てるイメージ」ですので、一回の大きな打撃は精神的にも金銭的にも打撃が大きそうです。
当方はこの取引の10年選手になっていますので、ここ数年での状況の変化も感じています。ここ数年の変化で特に感じるのは
- SMBC日興証券の一般信用売建参入から一般信用争奪戦早期化に
- 楽天証券は出始めは在庫が良かったけど、最近は在庫が出てこない
- SBI証券や松井証券といった証券会社が今後盛り返してくるかも
- 争奪戦に関しては機械的な取得もあるので、レッドオーシャンに飛び込むのはしんどい
- 株価が上がってしまっている状況では株価に対する優待価値低下気味
- コロナ禍で株主優待やめたいと思っていた企業がやめる傾向も
- 端株も対策されるようになるなど、企業からは一見クロス族は煙たい存在
各証券会社がクロス取引(つなぎ売り)を少しアピールしすぎているところもあって、優待クロス取引の人気が上がりすぎている。あまりに派手にアピールしすぎているところもあると煙たい存在として、せっかくのお得な状況が緩やかに改悪気味になっていると思っています。
私はもう10年も楽しませてもらっているので、今後は気軽に「残り物」で自分によってQOLが上がるようなものを感じるものだけど、ありがたくこそっといただく戦略にしています。
正直、自慢できるような取引ではないと思っていますので 、優待を消化する時も企業にありがたみを持って使うように心がけています。外食で優待を使うときでも、お店の商品でちょっと高額なものを頼んでみるなど、お店にとっても良い客でありたいですね。
一方、株主優待クロス取引は面倒くさい部分も多いので、「やらない」人はいくら説いてもやらないと思うので、こまめな作業を楽しめる精神的な部分、優待が届く事自体を楽しめるという気持ちの持ちようが、今後も必要なのかも知れません。
証券会社9社(松井・auカブコム・SBI・楽天・GMOクリック・SMBC日興・マネックス・大和・岩井コスモ)一般信用売り建て可能銘柄リスト
面倒な部分を少しでも和らげるような情報公開は今後も継続して更新できたらと思っています。
最近優待クロス始めたのですが配当落調整金が制度と一般で違うのはコストも変わってくるんでしょうか?
確定申告で戻ってくるみたいな事が書いてありましたがいまいち計算方法がわかりません
当方の戦績には税金などの細かい部分は考慮して載せていません。配当落調整金は一番ややこしい部分で、
特に一般信用の場合に証券会社によって配当に対するパーセンテージが違うことで複雑になっています。
私の場合ですが、結局は複数の証券会社の年間取引報告書を合算して確定申告するので、税金や損益などが再計算されるという意味で気にしてない部分です。
一応、クロス取引していると取引手数料の部分が損失として端数処理部分で出てきたりするので、ちょっと得している可能性はあります。
ありがとうございます
確定申告すれば問題ない感じなのですね
一般だと100%払いとあったので高配当株をクロスするのは差額分損なのかと思った次第です
正直なところ税金に関しては人それぞれ収入なども違うので細かくすると対応がバラバラかも知れません。
私も一般信用で100%払いで、その時点では証券会社に払いすぎているところまでは確認していました。
後日、年間取引報告書にそういった諸経費や配当金周りのデータが各証券会社でまとめられるので、
他の証券会社や取引も含めて、全体を再計算すれば税金再計算でうまく確定できていると思っています。
https://faq.kabu.com/s/article/k000389
カブコムのFAQでもそのような内容は載っています。ですので信用している感じですね。
ふるさと納税とかの寄付金控除、住宅ローン控除、社保まで考えると確定申告しないほうがいいとか、色々あるのでこればかりは自分で納得行く状況であれば問題なしと見ています。
FAQの内容的には確定申告じゃなく、損益通算でも税額再計算で払いすぎの分は返してもらえるように書いていますね。
そういえば年明けにいくらかお金証券口座に入るので、それかと思います。