6月最終日の上場は単独での大トリでした。規模が大きめもこれで1週間程度期間が空きますので、苦しかった6月IPOに一区切りとなりそうです。6月IPO最後の結果の初日の状況も見ておきましょう。
初値売りで約4.2万円のプラスです。公募当選者の方、おめでとうございます。
⇒プラスアルファ・コンサルティング(4071)のIPO新規上場情報
【プラスアルファ・コンサルティング(4071)】(公募価格2,300円)
初値:2,720円(公募比: +420円/+18.3%)
高値:2,968円
安値:2,706円
終値:2,822円
出来高:12,839,400株(公募売出総計:9,492,500株)
初値は2,720円と微増ですが、寄り前の気配ではあわや公募割れも?ぐらいの雰囲気でしたので、結果的に直前予想のそこそこのところで値がついたことになります。正直2,720円なら初値特攻水準と思っていたとおり、初値が付いてからは値を伸ばす瞬間もありました。
とはいっても3,000円を超えるわけでもなく、ロックアップ解除水準の3,450円は程遠い結果です。結果的に後場もどちらに行きたいのか分からないようなスッキリしない値動きとなりました。ただ、引けは初値よりも高いところですので初値特攻はありだったと言えるでしょう。
6月IPOでは野村證券主幹事のIPOがいつものような元気がなかったと思います。そういえば過去の6月IPOでも野村證券主幹事案件はいまいちな気がします。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
調べてみると思い過ごしでした・・・。このところ野村證券の元気がないといった表現の方が正しいですね。7月にも野村證券主幹事銘柄が3件あります。せめて全銘柄公募割れなしぐらいの格好は付けて欲しいところです。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
黒澤のツイッターでは初値速報を流しています。
https://twitter.com/96funnews
ツイッター使っている人はフォローして頂ければ幸いです。
今回はピタリ賞がでませんでした。
上場直前に向かって直近IPOを背景にどんどん弱気になっていますので、読者予想平均4,000円付近から大きく下げた結果は仕方のないところでしょうか?逆に言えば通常のIPO時期からすれば随分と安く見えますが、買い手不在の中、突撃するのは怖いと言った値動きにも感じます。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。