ジェイフロンティア(2934)の初値結果です。初値は引受価格よりもかなり下の公募割れとなりました。初日で引受価格にも到達せず更に下げています。特に上場日になんにもしない傾向のSBI証券主幹事らしい結果になりましたね。
初値売りで約6.3万円のマイナスです。公募当選者の方、残念でした。
【ジェイフロンティア(2934)】(公募価格4,190円)
初値:3,560円(公募比: -630円/-15.0%)
高値:3,745円
安値:3,310円
終値:3,320円
出来高:2,552,100株(公募売出総計:800,000株)
初値は3,560円で引受価格の3,855円をも大きく割れる水準でのスタートとなりました。新規承認の第一印象の時からどんどんと雰囲気が悪化して、上場日でやっぱり駄目かといった内容でしたね。全くもって買い手不足の印象です。ただ、それでも初日の出来高は公募売出総計の3回転はしていますので、公募組も損失、さらにバトンタッチしたセカンダリー勢も厳しい結果です。
BBスタンスの評価でも割安感は感じづらい銘柄でしたので、先も厳しいかもしれません。ストック・オプションも150円、244円と格安ですし、既存株主にVCこそないもののロックアップ外れたらまだまだ売る気満々かもしれません。
SBI証券主幹事ということで恒例のIPOチャレンジポイントの価値換算です。ボーダーラインを500P300株セット配分で計算。-18.9万÷500≒-378円となります。今までコツコツと貯めたポイントが1P約400円の損失玉になるというのはかなりショックかも知れません。
なお、ポイント換算で過去最悪だったのは2016年のアイモバイルのマイナス1500円というのがありますがボーダーラインが30Pほどです。今回のような高いボーダーラインでの損失は初めてですので、SBI証券でコツコツ貯めてきて今回使った人にとっては相当なショックだったと思います。また、多くのポイント数がマイナスという結果を生んだというインフレ以上に価値損失となりました。
IPO地合いも悪くなり、今後も注意して利用を検討したいところです。ここで難しくなるのが9月IPOの戦略かと思います。6~8月まで3ヶ月もIPOの地合いは弱いままだという認識で、ここに来て9月の上場ラッシュで改善するとは思えませんが、日替わりで風向きが変わるIPOですので予測が難しいですね。楽観的思考は控えて検討していきたいです。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
黒澤のツイッターでは初値速報を流しています。
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今回はニアピン賞がでませんでした。
読者予想の最低予想が3,850円と今回の初値より上です。つまり皆さんの予想も全て今回の結果より上での予想でした。それぐらい今回の結果は予想外の悪さになります。地合い一つで片付けて良いものなのか?IPOそのものの仕組みにも難癖が付きそうな結果です。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。
どうもこんばんは。
>ボーダーラインを500P300株セット配分で計算。-18.9万÷500≒-378円となります。
初値が公募比マイナスだった場合、割り算をすることに、算数的な意味はなさそうですね。
それよりも1P500円とか1,000円とかで換算して、その分、(未来の)利益を失ったこと(+これまでの手間暇)が大きいと思います。
かく言う私も、300株補欠当選を申し込んで→無事に?外れて肝を冷やしたところです。
ttps://www.caa.go.jp/notice/entry/018935/
上場前に書くのもどうかと思っていましので…消費者庁から課徴金喰らっているというのも、キツかったかもしれません。
さて、今日は8月権利日でした。
買長銘柄探しもなかなか難しく、8267を継続するくらいでした。
2月と比べると、8月はそれほど銘柄がないイメージです
コメントありがとうございます。
損失になったものとポイント換算で割るのはナンセンスですね。
まぁ、あまり細かく分析しても意味あるのか?の分野ですので、今後も使い所がわかる助け程度に紹介したいです。