10月IPOの新規承認が出てきました。就職市場関係のIPOは多いですね。そろそろこういった企業は飽和状態に見えますが、どのあたりが既存の企業と違うのか見ものです。そういえば大型IPO観測のマイナビとかどうなるんでしょう？
キャリアデータプラットフォームとして、個々のキャリアを一括データ化、就職市場に使いやすくする支援サービスのようです。プラットフォーム系ですね。
想定価格は2,040円。主幹事はＳＭＢＣ日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約27.1億円で、東証マザーズ上場の中型IPOです。
就職市場・転職市場の企業はたくさんあって「キャリア特化系」「逆リクルート系」「プラットフォーム系」など様々です。比較的若い経営者が会社を上場まで持ってきているイメージの強い業種ですね。ワンキャリアの経営陣をみても若そうです。
就職市場の事業で特徴はどこかというと、キャリア情報の一元化を目指しているようですね。キャリアデータをビッグデータ化することで最適なジョブマッチングを作り出すことに長けていそうです。
プラットフォーム系、データ系は登録者数やデータ数が膨らめば膨らむほど威力を発揮しそうなので、業績が良くなるまでは時間がかかりそうなイメージです。しかし、業績を見ると売上の伸び率も良い中、利益も過去年度でもしっかり出しています。これは就職市場全体が金になりやすいということを表しているかもしれませんね。
IPOスペックで見ると吸収金額30億弱の中型IPO。業績に関しては文句なしですが、就職市場プラットフォームは激戦区にも見えますので、今後の成長見込みがどう見られるかでしょうか？悪くないんだけど、中規模IPOということで地合いも気になるというのが素直なところです。
ＳＭＢＣ日興証券から規模感のあるIPOが9月～10月に複数登場しています。当選期待度はかなり高まっていて9～10月IPOは貰えそうな雰囲気ですが、問題は初値プラスになるか？公募株貰って儲かるかどうか？の厳しいBBスタンス判定の方になりそうです。
個人的には微妙案件も参加し続けることが良い結果を生むと思っていますが、一時的な損失覚悟で挑むべき地合いになっています。B級レベルで評価されていても普通に公募割れはありえます。10月IPOのスケジュール感も重要そうですが10月上旬上場は良さそうですね。
初値予想もお願い致します。