住信SBIネット銀行の上場が中止となりました。
3月IPOでは評価はどうであれ規模的にも内容的にも目玉案件だっただけに残念です。これで2022年のIPOはすでに上場中止が5件目です。年始の観測では3月上場は市場再編前の駆け込み上場などで30件近くになるのでは？と言われていたので、それが新規承認で13件に減少、さらに上場中止が3件目となって、現時点で10件まで落ちています。
なお、コロナショックとなった2020年の3～4月のIPOでは18件が上場中止となりました。その後、同年度中に再承認などで上場したものを含めて2020年のIPOは結局70社が上場しています。
2020年4月の状況です。結局1社だけ辛うじて上場できて公募割れ。しかし今は株価伸びていますね。
今年も100社程度のIPOがあると言われていましたが、ウクライナ情勢もいつまで混迷するか予測が付きませんし、現状では上場できる会社の数自体も少なくなりそうです。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
また上場したとしても初値もそれほど上がらず、その後の株価の不調な銘柄が多くなっています。3月で中止せず上場する案件も東証2部上場で安定さはあるものの、上場時に人気が出て買いが出そうなものは少ないため初値不安も今は大きいですね。
休むも相場とは言いますが、基本買い姿勢で臨まないといけないIPO投資は今は分が悪いとしか言いようがないと思います。
出来ることはコツコツとやって厳しい時期もやり過ごすしかありませんね。