2022年に入って株式投資型クラウドファンディングはやや勢いが落ちてきていると感じる人もいるかも知れません。ウクライナ情勢のこともあり、投資どころではないと考えてしまう時期で、エンジェル投資の火が弱まるのは少し残念だなぁと個人的にも考えています。
こんな時期こそ、実は狙い目案件も多いかもしれないですね。私は先日、ロジカエデュケーションに投資申し込みしました。
株式会社ロジカ・エデュケーションの株式投資型クラウドファンディング情報
ちかくにもこの学校ができていてプログラミング教育として伸びていきそうな気配を感じています。代表が著名人なのも今後伸びる可能性を感じさせますね。
上記は2022年に入ってからの募集実績です。明らかに色分けでFUNDINNO(ファンディーノ)ばかりになってきているのを感じるかも知れません。
【株式投資型クラウドファンディングサマリー】年別、業者別の実績まとめ表示
- FUNDINNO(ファンディーノ) 43件21成立
- Unicorn(ユニコーン) 5件2成立1中止
- イークラウド 2件1成立
- CAMPFIRE Angels 6件1成立
案件数も成立数もFUNDINNO(ファンディーノ)が圧倒的になっているのが気になります。個人的には他の業者が2番手以降の強みを活かして、FUNDINNO(ファンディーノ)よりも個人投資家によく見える案件を差別化して出してくれればと思っていましたが、これだけ差が付いてしまうと良い案件もFUNDINNO(ファンディーノ)に流れているような気がします。
今後もFUNDINNO(ファンディーノ)がECF業界ではベースになりそうですね。
株式投資型クラウドファンディングは投資してから、成長するまで5年以上の長いスパンを見守るのが一般的です。そのため、プラットフォーム側がしっかりしていないと投資する方も不安になります。個人的には一強体制は望ましくないと思っているので、他社にも頑張って欲しいです。
Unicorn(ユニコーン)は株主間契約の問題が後を引いていると思います。Unicorn(ユニコーン)側としては個人投資家にとってもちゃんとした契約で問題ないと考えていそうですが、一度付いてしまった投資しても上限キャップがあるというイメージは払拭しきれてなさそうです。
またサービス開始時から、株主優待を必ず付けるなど個人投資家向けに良い条件を作ってきたと思いますが、その部分が逆に募集する企業を集めるのに足かせになっているのかも知れませんね。どうも案件紹介のページも最近勢いを感じないのが残念です。
しかし、まだ業界をまだ2番手で追うポジションには変わりないので、心機一転のサービスなんかが欲しいところですね。このまま同じペースで案件出すだけだと厳しいのではと思います。
イークラウド は現状100%成立が大きなポイントで、案件に面白いものが多い印象と、案件を大切に扱っている部分では差別化が出来ていると思います。一方で案件数が極端に少ないのは仕方ないですが、今後もこのポリシーを貫いたほうが独自性が出ていいですね。
私自身もイークラウドの案件は何件か出資させて頂いていて、出資後の状況も満足度が高いです。出資先の企業とイークラウドのサポートの関係が良く出来ていると思います。結構、出資後の動きが良い企業も多いので、その点をアピールしても良いのでは?と思うのですが、業績や伸びなどは企業秘密の部分もあるでしょうから難しいのかも知れません。
いずれにしても満足度は高いですね。
最近、親会社が株式を譲渡してしまいました。今後もCAMPFIREの冠は付けるようですが、CAMPFIREグループに入れてすぐにこの株式譲渡はイメージが悪いですね。
案件の出し方も粗削りで、数は出るのですが成立がいまいちです。事業として継続性に疑問を感じる人も増えそうで、ちょっと様子見したくなる状態ですね。
もう一つAngelNavi(元GEMSEE)も2021年サービススタートしていますが、まだ個人投資家への募集案件が出ておらず、方向性を変えてきているかも知れません。
個人投資家が投資家登録しておきたい株式投資型クラウドファンディング業者の特徴と感想を随時更新
やはりFUNDINNO(ファンディーノ)一強が目立つ状況ですが、ここはUnicorn(ユニコーン)・イークラウドに頑張ってもらって、それぞれが特徴を見せて利用者に扱いやすい状況になって欲しいですね。
株式投資型クラウドファンディングでの投資自体は、個人的には結構楽しんでいますので、今後も自分にとって投資したい案件を見つけては継続して投資したいと思います。