最近、再上場で噂となっていたスカイマークが噂通り登場してきました。これは正直、どうなっていくのか?というところで空運業の再上場となるとJALを思い出します。一応、JALは初値はプラスだったんですよね。コード番号は前回と同じ[9204]を利用するようです。
言わずと知れたスカイマークです。JALやANAに継ぐ国内3位の航空会社として、またLCCでない安い運賃で登場し好きな人は多いと思います。今は集約した航路で頑張っているようですね。
想定価格は1,150円。主幹事は大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事です。吸収金額が想定価格ベースで367億円で、東証グロース上場の大型IPOです。
元東証1部上場だった日本第三位のエアラインが、グロースとして再上場になります。元株主の怨念もJALの時と同じようにありそうな気もしますが、ここに来て再出発するのなら買いやすいお値段か?というのが焦点でしょうか?
目論見書の事業の特長を見ると、上場廃止前のコンセプトとあまり変わってない経営方針のようですね。サービス自体は変わっていない、報われなかったのは以前の株主ということでしょうか?でもそうなるとこれからの株主も報われないのでは?と想像に難くないです。
業績です。コロナ前に再上場を模索していたようですが、コロナ禍で頓挫。業績もさすが航空業は大影響を受けています。そんな中、アフターコロナを見据えての再上場ですが、正直、時期尚早感は否めないですし、再上場するなら何かしらの経営体制などの変化の見える部分や新しいメリット部分が欲しいところではあります。
目論見書をパッと見渡しても再上場にしてはあまり売る気ないのか?ぐらいやる気のある内容は書かれてないのは気になります。仮条件がどうなるのか分かりませんが、主幹事は捌くのが大変なIPOになるような気がしています。
グローバルオファリングで概ね半分が海外売りということで、株価が安いですよというアピールで盛り上がるか注目したいところです。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
最後に空運業セクターの過去のIPO戦績を載せておきます。セクター的にはそこそこ頑張っているようで空の魅力はあるようですが、ちょっと時代的には厳しい気もしますね。
初値予想もお願い致します。