3月22日上場予定の新規承認が出てきました。3月のIPOはこれから新規承認ラッシュになりそうですが、少しでも前にずれた予定で登場ということで良かったです。この銘柄が3月末のIPOラッシュのスタートになりそうですね。
「IT機器の保守・ソリューション・人材派遣サービス」の3本柱で展開しています。医療機器の案件が多く大手PHCとのつながりが強いです。
想定価格は2,060円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで20.7億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。
基本の事業内容は医療機器やシステムの保守ソリューション事業になります。目論見書に乗っている実際の医療機器アイテムをみると分かりやすいですね。こういうシステムは実際に運用している人は中身をそれほど理解してないので、SEさん、CEさんが重要になります。
SHINKOのエンジニアは「SE」も「CE」もどちらもやるようです。目論見書をみるとやたらとピクトさんが走っています。医療機器のSEの知り合いは何人かいますが、本当にこんな感じの人多いですね、いつもピッチ(PHS電話)とノートブック持って対応に追われている気がします。
ただ、この系の求人は結構高待遇・高収入で出てきていると思いますので、大変だけどやるしかないと言った感じで働いている人が多そうです。
従業員をみると平均年齢40歳あたり、平均勤続年数10年以上と長く、平均年間給与が500万以上というのはIPOの目論見書に載っている情報では高いほうですね。ちなみに同じ日の新規承認で登場したIPO銘柄の日本ナレッジの平均給与は417万あたりです。
売上も利益もほぼ横ばいのスタンダード上場らしい業績になります。悪くないけど成長期待にも薄いといったIPOになります。セクターは卸売業、医療系は今後どんどんシステム化が進みそうで需要はあるでしょうが、緩やかな成長程度しかイメージできないかもしれません。
売出しが多く、吸収金額も中規模です。初値は普通にIPOプレミアム程度付けばOK程度になるかもしれません。
初値予想もお願い致します。