名証メイン市場にも新規承認が来ました。これで名証メインは市場再編後2件目です。昨年12月に上場した時もラッシュ中で初値は公募割れ、その後今は公開価格を上回っていますが、過密スケジュールの時に初値が良くなる気配には薄いですね。
工業炉の開発などです。メインユーザーは自動車業界。金属やガラスなどを溶解、成形、そして硬化するなど様々な製作工程に対応しています。
想定価格は1,680円。主幹事は東海東京証券です。
吸収金額が想定価格ベースで2.7億円で、名証メイン上場の小型IPOです。
IPOの資金使途は設備投資と借入金返済で、あまり良い状況とは言いづらい産業ですね。
製品事例にいろいろなタイプの工業炉が載っており、こういうの好きな人にとってはエモい画像かもしれません。ホームページ見ると、残念ながらトップで従業員が何故か腕組してますので初値は不安ですね(笑)
とりあえず業績に目を向けると売上はほぼ横ばい状況。利益に至ってはジリ貧感も感じられて、とても上場して伸びようとする企業には思えません。ということで初値は不安と言っていいでしょう。主幹事も東海東京証券で上場時の初値に格好を付けるかに関しては役不足なことが多いので、とりあえず上場時は優先順位が低くなるIPOになりそうです。
静岡県浜松市に本店を構える企業です。本店の住所を検索してみましたが、何故かビニールハウスが出てくるようなのどかな土地ですが、近くに工場も多くエコムのエンジニアリング工場も結構新しくきれいな事業所でした。どの程度、市場に受け入れられるかですね。
初値視点では不安材料が多いと思っています。後は技術的にどこか他社と比較できる材料に乏しいのが気になる点ですね。省エネを意識しているようですが、どの当たりが他社と比較して画期的な省エネ技術があるのか分かりづらかったので、この業界の状況を少し調べてからBBスタンスや初値予想など考えたいですね。
初値予想もお願い致します。