6月のIPO新規承認2件目です。英語学習系ですね。
当方、英語学習は得意分野ですので詳しくチェックしたいと思います。
(TOEIC900点以上、英検も準1級、通訳案内士という資格持ちです)

Globee(5575)のIPO新規上場情報

オンライン英語学習プラットフォーム「abceed」の運営をしています。英語学習のデジタル化推進、口コミで評判を呼んで伸びているようです。

想定価格は1,080円。主幹事は大和証券です。
吸収金額が想定価格ベースで10.2億円で、東証グロース上場の小型IPOです。

これまでもオンライン英会話スクールなど、英語学習であったり教育系のIPOは何社もありましたがそういった競合と比較して、どのようなサービス展開なのか見ていきましょう。

まず経営方針ですが、社名は「Global」「education」「entertainment」を掛け合わせた造語で、英語学習を教育ではなくエンターテインメント性を持たせて楽しく効率的に進めるように開発されています。こういうのは正統派で技術で教育を伸ばすということで注目度高いです。

一方、扱う学習コンテンツは多くの方に馴染み深い従来の良く知っているコンテンツを用意しているのも特徴です。日本人は英検やTOEICで高得点を取りたいという需要もありますし、良く知っている名作映画で英語を学びたいという需要もあります。

さらに学習方法もデジタルデバイスを大いに活用できる方法を用意しています。豊富な手法を網羅しているので、これやっておけば間違いない感はありますね。

その豊富な教材と学習方法を、全部最初からやるのではなくて学習者の状態によって最適な順番、最適な難易度調整するというのが最大のメリットかも知れません。「AIがレコメンド」ということで多くの方の学習データ・成績データから英語学習でもAIが活かされることになる世の中になりそうです。

今の時代の学習方法を見ていると、私の時代はずいぶんと遠回りをしてきたかもしれないなぁと思います。というか、これは学校とかの英語学習でも適用できそうで、下手な先生に教えてもらうならこっちやらせたほうが伸びるのではないか?と考えてしまいますね。「学校導入(カリキュラム)」など大きな飛躍ももしかしたらありそうです。一応、サービスに「abceed for school」というものがあります。

会員数の変化は気持ちいいぐらいの右肩上がりグラフですね。あまりマーケティングや営業コストを掛けてない模様ですので、上場して知名度と信頼度が上がればもっと伸びる可能性は秘めていると思います。

業績です。売上は急上昇、利益もしっかりと伸びており、マザーズ小型の業績良い企業のIPOということで初値も期待できそうです。個人的にも英語学習系のIPOは気になるのですが、サービス内容を見ていて特にAIレコメンドが正しく効いて利用者が伸びているのなら、非常に期待したいサービスだと思います。

英語学習系のIPOでは「レアジョブ」や最近上場の「ビズメイツ」といったオンライン英会話サービスがありますが、これらとは完全に被ってないところなので上場後コラボが可能な分野です。一方で企業教育サービスでは英語に特化してない包括的な教育サービスが多い(英語を含む)ので、特化しているこちらのサービスのほうがきめ細やかさで上になりそうです。

意外とライバル関係をみても問題ないことも確認できるので、個人的には上場時もですが上場後も伸びることを期待したいサービスという印象ですね。

Globee(5575)のIPO新規上場情報

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