明日はケイファーマ(4896)の上場日です。SBI証券主幹事案件で、これまで4連続公募割れとなっていて、ここも危険・微妙と言われている銘柄です。すでにSBI証券にとっては不名誉な状況となっていますが連敗記録が伸びてしまうのかですね。なんだか、野球のペナントレースを見ているようです・・・。

ケイファーマ(4896)のIPO新規上場情報

上場日の参考情報

・気配更新
上限値段:2,185円 気配更新:更新値幅48円、更新時間10分
下限値段:713円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)

・注文受付価格の範囲 :238円~3,800円

それでは初値予想です(公募価格:950円)
900円(公募比: -50円/-5.3%)
読者予想平均値:1,096円 | 中央値:1,050円 | 補正値:1,096円

主幹事の引受価格:874円

直前予想はBB前予想を引き下げて公募割れの900円としました。私自身は銘柄の中身をチェックしてそこまで悲観的にこの銘柄は見てない(黒字バイオですし)のですが、やはり地合いの影響が大きくなりやすいバイオIPOです。流れ自体は公募割れに向かっている状況です。7月下旬辺りからのIPO異変を逆転できるようなIPOが登場できてないのが苦しいですね。

なお、大手予想レポートでは良く当たる方が引受価格での公募割れ、忖度側が公開価格同値ですので、公募割れがコンセンサスという状況です。私自身も公募株を100株手に入れてますので扱いに困りそうです。これまで4連続公募割れとなっているSBI証券主幹事のIPOですが、オートサーバーやジェイ・イー・ティーは公募割れ後も酷い動き、くすりの窓口や成友興業は一旦は公開価格超えはありました。

とはいっても基本的にIPOは今はかなり苦しく初値後にセカンダリーで活躍している銘柄も少なく、公募割れなら素直に諦めて手放して回転するほうが良いと見られれそうです。バイオ案件ですとクオリプスが上場後に少し上がりましたが、そのクオリプスですら下がっています。

【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

今年のIPOの今の状況を一覧で見ると、如何に今は地合いが悪いのかが確認できます。少しIPOはセーブしながらというのが本音となります。

市場任せで初値を気にしてないのがSBI証券の特徴です。公募割れなら売らないという公募組がどれほどいるかになりそうです。個人的には同値の950円~1,000円で撤退できれば十分ですが、ここで撤退できるならもっと伸びる可能性というのが、これまでのIPO経験上の展開ですので判断が難しくなりそうです。

SBI証券のIPOは攻略すればポイントでの当選など、いろいろ有効活用できるのですが、IPO地合いが苦しいのが厳しいですね。

https://note.com/96fun

noteの黒澤アカウントではセカンダリー戦略に関しても書いています。工数がかかる点と、戦略が無料で多くの方に読まれることに違和感があるので有料になります。

あくまで一視点のセカンダリー戦略なので読み物的な感じで見て欲しいと思っています。初値予想よりもさらにセカンダリーは時間軸のずれなどもありますので予想するのは難しく、長くIPOを見てきた人の戦略をみてご自身でイメージしてもらうことを意図しています。

皆さんのお役に立てればと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

黒澤が保有している全証券会社の特徴と感想を随時更新

IPOでプライマリーもセカンダリーも楽しめるようになれば、市場も活性して良い循環になればと思いますので、当面頑張って更新したいと思います。ただ、今はIPOそのものが不調ですので、無理をしない程度に楽しんで貰えればと思います。