ケイファーマ(4896)の初値結果です。初値はお約束のSBI証券は主幹事機会5連続公募割れ達成となりました。地合い的にはこの流れは仕方のないように見えますが、初日で公開価格奪還しているのを見ると、ちょっと主幹事もなんとかしたほうが良いのでは?とも思ってしまいます。
初値売りでマイナス7,500円です。公募当選者の方、残念でした。
【ケイファーマ(4896)】(公募価格950円)
初値:875円(公募比: -75円/-7.9%)
高値:980円
安値:851円
終値:947円
出来高:3,495,100株(公募売出総計:1,680,000株)
初値は結局はほぼ引受価格の875円でのスタートとなりました。その後は850円近くまで下げたもののそこから回復、初日のうちに公開価格の950円は奪還しています。公募組はある程度逃げ場があったことで売り切った可能性がありますので、ここからは本来の実力が試されそうですが、初日を見る限りでは短期的にも方向感が定まらない状況なので、明日の動きにも注目が集まります。
出来高は公募売出総計を2回転ほどです。公募割れ銘柄にしてはそこそこ売買があったと言えそうで、特に後場の急落と急騰があるのを見ると一定数の大きな売買が入っているのは感じ取れますね。これまでのSBI証券主幹事で公募割れ銘柄の特徴としては、少しでも公開価格を回復すればそこから短期的な伸びを見せる場面(GENDA,くすりの窓口など)がありますが、ケイファーマはどうでしょうかね?
次のIPOまでは再び1週間ほど空きます。そこからは怒涛の5連続営業日での上場です。この弱いIPO地合いで上手く立ち回りたいところです。個人的にはKOKUSAI ELECTRICの結果がIPOの地合いを左右しそうな気がしています。しかし、今年のIPOのリストを眺めてみるとSBI証券主幹事の公募割れが多すぎて見映えが悪いですね。後は地方市場上場はとりあえず公募割れなど、とにかく資金が入るのかが命運を分けそうです。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はニアピン賞がでました。2名の方が874円の予想で的中です。
読者予想の平均値は1,000円超えを期待している状況にはなっています。改めて冷静に見てみると1回ぐらいは1,000円超えするぐらいは買われるのではないかと感じますので、明日以降の動きにも注目してみたいと思います。今日の動きでも上値は1,000円超えませんでしたが、980円と買われる場面はありました。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。