明日は売れるネット広告社(9235)の上場日です。主幹事は東海東京証券。このところSBI証券主幹事案件が連続公募割れで厳しい目線となっていますが、たまに出てくる東海東京証券のIPOも銘柄の中身をちゃんと見て参加したい主幹事の一つです。
・気配更新
上限値段:2,093円 気配更新:更新値幅46円、更新時間10分
下限値段:683円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :228円~3,640円
それでは初値予想です(公募価格:910円)
837円(公募比: -73円/-8.0%)
読者予想平均値:862円 | 中央値:870円 | 補正値:873円
主幹事の引受価格:837.20円。
直前予想はBB前予想と同じく公募割れとしました。直前では引受価格まで下がるとして予想しています。IPO地合いが良くないまま10月後半の5連続営業日上場ウィークに突入です。その一発目になりますが、後半に続く大型IPOなども控えていますので、微妙なIPOは敬遠されやすい状況が続くと見ています。
やはりちょっと悪目立ちしていて怪しいIPOと見られそうな部分が、初値買いを敬遠する要素となるでしょう。
大手予想的には公募割れ予想が第一となっていますが引受価格までは下がらずに自力値付けあたりがコンセンサスとなっています。確かにIPOスペック的にはファンドのイグジットなどではなく、仮条件などを引き下げて割安感出したりなど努力していますが、個人的にはそれだけ人気がないということで敬遠気味に紹介していますので、やはり上場日に寄り前の買いの少なさが気になります。
どうも創業者側がIPOでイグジットして現金手に入れたいという思惑が見え隠れしてしまい好きになれません。上場後に株価が安くなってもなんら気にせず、攻めの姿勢で色々やらかしそうと思ってしまうのは私だけでしょうか?とはいえ面白い社名の上場企業となりますので、色々な意味で話題は振りまいてくれそうです。
noteの黒澤アカウントではセカンダリー戦略に関しても書いています。工数がかかる点と、戦略が無料で多くの方に読まれることに違和感があるので有料になります。
あくまで一視点のセカンダリー戦略なので読み物的な感じで見て欲しいと思っています。初値予想よりもさらにセカンダリーは時間軸のずれなどもありますので予想するのは難しく、長くIPOを見てきた人の戦略をみてご自身でイメージしてもらうことを意図しています。
皆さんのお役に立てればと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします。
IPOでプライマリーもセカンダリーも楽しめるようになれば、市場も活性して良い循環になればと思いますので、当面頑張って更新したいと思います。ただ、今はIPOそのものが不調ですので、無理をしない程度に楽しんで貰えればと思います。