明日は2社同時上場予定となります。また前日上場予定だったエスネットワークス(5867)が初日値付かずとなったため、実質3社同時上場と同じ形になりました。買い資金の分散から初値には少し悪い影響にはなりそうです。
それでは、明日上場の直前予想です。
まずは、ロココ(5868)から。
・気配更新
上限値段:2,595円 気配更新:更新値幅57円、更新時間10分
下限値段:846円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :282円~4,515円
それでは初値予想です(公募価格:1,128円)
1,300円(公募比: +172円/+15.2%)
読者予想平均値:1,384円 | 中央値:1,350円 | 補正値:1,409円
主幹事の引受価格:1,043.40円。
直前予想はBB前予想を据え置いて1,300円とします。公開価格が仮条件の上限を超えてきた3銘柄目になりますが、今のところ初値と公開価格の価格差が小さくなる程度の影響しか感じられません。新ルールは公募組にとっては全然嬉しくない取り組みになってしまいましたね。今回も微増あたりが良いところということで、BB予想時の初値予想を据え置く形にしています。
もともと初値1,000~1,500円スタートぐらいが相応しい感じのIPOになります。創業30期を迎えるスタンダード上場銘柄ですので、上場してすぐに注目されるような銘柄とも言えないので平穏な始まりになりそうですね。
私の12月IPO評価では、ここがB評価精一杯で残りは後はC級評価にしていますので、とりあえずここは無事にという気持ちが強いです。
次にナイル(5618)。
・気配更新
上限値段:3,865円 気配更新:更新値幅84円、更新時間10分
下限値段:1,260円 気配更新:通常の更新値幅・更新時間(3分)
・注文受付価格の範囲 :420円~6,720円
それでは初値予想です(公募価格:1,680円)
1,650円(公募比: -30円/-1.8%)
読者予想平均値:1,750円 | 中央値:1,680円 | 補正値:1,750円
主幹事の引受価格:1,545.60円。
こちらは強気の仮条件から公開価格が上限決定した銘柄ですが、初値予想は公開価格付近としています。同時上場の煽りを受けて初値買いが減りそうなことから軽微な公募割れスタートと予想しました。こちらは主幹事がSBI証券とSMBC日興証券の共同主幹事構成です。
これまでのIPOを見ていても何としても初値をプラススタートでと言う雰囲気は感じられないので、とりあえず公募割れになっても初日で公開価格を超える動きであれば十分と考えられてそうですね。
微妙銘柄がたまには予想に反して人気になって欲しいところもありますが、ここは「赤字上場」「VCジャブジャブ」と今は評価されづらい鉄板IPOのようなスペックとなっています。期待はしづらいというのが本音ですね。
以上、明日上場予定の2銘柄の直前予想を更新しました。
ここまで2社同時上場は初値を見れば1勝1敗続きです。この流れ通りなら明日もロココはプラスになってもナイルは厳しいというのが、王道な予想となりますね。上場銘柄の半数が公募割れという地合いはIPOらしさを感じずIPO冬の時期と言えますが、続けていれば良いこともあります。うまく立ち回りたいですね。
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各銘柄のセカンダリー戦略も随時更新しますのでnoteの方をチェックしてみて下さい。
セカンダリー戦略も人それぞれと思いますが、1つの考え方として見ておいても損のない内容が書けているとは思います。需要があるのかも考えつつとりあえずは続けていきたいと思います。