ハンモック(173A)の初値結果です。今の地合いを考えると初値微増でもやむ無しという状況でしたが、騰落率約5%程度、1枚あたり1万レベルの本当に微増の結果でした。IPOらしさがどんどんなくなっている状況です。それでもIPOは風向きは急変するのが当たり前ですので、これをもって状況が悪いと判断する訳にも行かず、とりあえず流れに身を任せるしかなさそうです。
初値売りでプラス1万円です。公募当選者の方、おめでとうございます。
【ハンモック(173A)】(公募価格2,060円)
初値:2,160円(公募比: +100円/+4.9%)
高値:2,331円
安値:2,062円
終値:2,101円
出来高:3,801,100株(公募売出総計:1,327,000株)
初値は2,160円と公開価格からちょうど100円高い位置で早くも値が付きました。前予想から考えると明らかに安く始まった感もありますが、それでも過熱感や注目度が大事な要素のIPOです。こういう結果だとセカンダリーの動きもやや眠たい感じとなりましたね。初値後は一旦上に行きかけるも戻されると初値付近での攻防、あまりに動かないことから最後はもう一段下げて2,100円近くの攻防となりました。安値ではほぼ公開価格2,060円まで下がっています。
出来高は公募売出総計を3回転弱。そこそこの商いにはなったものの上記のチャートを見ても分かるようにIPOらしくない緩やかすぎる動きですので、寂しい商いになった感じでしょう。
これで4月に入って3銘柄連続でIPOは勢いを失ったと感じる状況ですが、2024年に入って好調過ぎた部分もありましたので、この程度の結果なら許容範囲かも知れません。しかし4月後半には地合いが悪ければ公募割れの懸念もある銘柄もあります。今の雰囲気だと非常に怪しくなっているのは間違いないでしょう。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでませんでした。
読者予想の平均では1.5倍付近の3,000円程度と出ていますが、IPOは今回のように注目度が下がってしまうと初値は上がりにくいです。それなら安いと思って簡単に買えるほどセカンダリーも簡単ではないですし、いろいろな状況がある中、うまく立ち回って長年続けていくというのがコツでしょうか?ハンモックは当選して初値に多少期待した人も多かったかも知れません。それが1枚1万円というのは寂しいというのが本音ですね。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。