ＭＦＳ(196A)の初値結果です。残念な引受価格での公募割れとなっています。これで6月は2銘柄が公募割れですね。この手の買い手がつきにくそうな微妙IPOはことごとく苦しい状況になっています。
初値売りでマイナス3,200円です。公募当選者の方、残念でした。
【ＭＦＳ(196A)】（公募価格400円）
初値：368円（公募比: -32円/-8.0%）
高値：371円
安値：321円
終値：345円
出来高：4,712,300株（公募売出総計：4,324,200株）
初値は368円で引受価格でようやく初値が付く状況。引受価格の防波堤で一旦値がついたものの、さらに下落して安値では320円近くになっています。低位株、ダウンラウンド上場でも許されない状況になってきていますね。同じような上場を繰り返して公募組の目も肥えてきています。上場を急いだ銘柄に付き合う投資家も減ってきた証拠でしょうか？
320円近くまで下げて、さすがに底値感が出てきたところで買いが入ってきて少しは株価を回復していますが、それでも終値で初値より安い位置となっています。出来高は公募売出総計を1回転程度ですので、公募組もこの低位株なら記念として長く付き合う人も多いかも知れませんね。まずは公開価格の400円を超えることが出来るかが焦点になりそうです。どれぐらい想定価格に到達するのに時間がかかるのでしょうかね？
「モゲチェック」は住宅ローン情報サイトで有名だとは思いますが、上場日にこれだけ人気の無さを見てしまうと、ただの住宅ローンの情報を得意とした「その他金融業」セクターです。黒字化もしてないのに割安感の評価もできず、投資先としてはイメージが湧きにくくなっていますね。上場を急いでうまくイグジットされた感じがしますね。
ＳＭＢＣ日興証券主幹事案件は一癖、二癖ある銘柄多いですね。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでました。5名の方が的中です。
引受価格だったので的中者が複数出ました。私も妙味が薄いとして公募参加はパスしましたが、ダウンラウンドでここまで時価総額が下がっているのにさらに上場時に評価されないのも可愛そうな気がします。でも、やはり業種的には黒字化してから上場が正しい形かと思うので、審判が下された感が強いですね。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。