またまた赤字バイオIPOの登場です。このところ連続しているイメージですね。バイオ銘柄はいくつか動意付いている部分もあり、IPOでも人気になる可能性は否定できませんが、やはりギャンブルで判断が難しいですね。
重症の心不全にiPS細胞由来の心筋球移植をすることで心臓の筋肉を復活させて回復されるらしいです。治験ですでに回復傾向がデータとして取れているのが強みでしょうか?
想定価格は1,110円。主幹事はSMBC日興証券です。SBI証券も副幹事として載ってますね。
吸収金額が想定価格ベースで22.9億円で、東証グロース上場の中型IPOです。
最近はバイオの話題が活発で、この企業かは分かりません(違うと思う)がiPS細胞で心筋シートを作成などiPS細胞による治療の話題もちょこちょこニュースで見ることが多いです。新薬の承認の話題ではバイオ銘柄が動意づいているところもありますので、上場タイミングとしては今という感じなのかも知れません。
目論見書の最初の部分に分かりやすく治療の仕組みが書かれています。治療法として具体的で分かりやすく、治験で予後が良好なデータが貯まれば、一般的な治療法として広まるかも知れませんね。
パイプラインの状況です。ようやく一本目が治験に入ったところですので承認はまだまだと言えます。目論見書でも2024年に入ってからのデータがたくさん書かれており、治験結果紹介の資料みたいな目論見書になっていますね。
世界初、心筋球移植の生着を確認したなど成果の発表に余念がないです。今のところ結果は効果アリのデータが出せているのかも知れません。しかし、売上も減っており資金繰りが苦しい台所事情もあります。上場して資金集めできるなら、最新のデータを出してお金集めしたい思惑も見えますね。
業績です。ロイヤリティ収入が下がり売上減少、利益も万年赤字状態です。ベンチャーキャピタルや投資家などからの出資を多く受けているので、今回の上場で売出しがないため上場後の売り圧はかなり高いですね。ロックアップは基本的に180日や1.5倍などで掛かっているところが多いですが、掛かってないVCもあり、ある程度早売り合戦てきなことにもなりかねないです。
初値視点では売出しなく、公募価格に妥当性があるかどうかですが、ギャンブルバイオIPOの株価に妥当性なんて計れませんので、ここはもう雰囲気でどっちに転ぶか当てるしかないレベルですね。大手予想レポートも参考にしたいですが、良く当たる方でも予想するのが難しそうな銘柄です。
主幹事SMBC日興証券です。このところIPO新規承認を連発していて外せない証券会社です。2024年の主幹事レースでは大きく引き離したトップになっています。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
他の証券会社にも頑張って欲しいですが、あまり変なIPO増えても困るので、良好IPOがたくさん出てほしいですね。
初値予想もお願い致します。