7月の下旬も上場が連続することになりそうです。アドテク関連ですね。ミエルカはウェブサイトを運営している身としては、昔から聞いたことがあってウェブサイト上の良く見られているヒートマップを表示するなど面白い技術を持っているなぁと感じています。

Faber Company(220A)のIPO新規上場情報

「ミエルカ◯◯」というサービス名で、今や複数のサービスを持っています。その名の通り、特に「見える化」にこだわっていて、そこから今ではAIなどを活用してマーケティング自動化にも取り組んでいますね。

想定価格は970円。主幹事はSBI証券です。
吸収金額が想定価格ベースで11.9億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。

恐らく最初に話題となったサービスが現在のミエルカヒートマップと言われる機能で、ウェブサイト訪問者の行動を見やすくするサービスです。それを持って、どうサイトを改善したら良いかなどを提供していました。今ではそれも含めて複数のサービスに拡張していますね。

ミエルカで5つの項目が目論見書に書かれていましたので、順を追って紹介します。

今では解析情報から実際の改善などが自動化されて提供されるみたいですね。ミエルカSEOとして複数の機能を活用できる統合サービスの形です。SEO支援をツールで具体的に見える化しているので分かりやすいでしょう。SEO会社は自社でこういう機能を作っているところは多数あったと思いますが、ミエルカさんはその中でも勝ち抜いた感じですね。

2つ目に書かれているのがミエルカヒートマップ。これはサービスを始めた時に話題になっていたサービスだと思います。見える化することで改善ポイントが非常にわかりやすいですね。

ローカルミエルカは特に位置情報が絡んでいます。ローカルマーケティングはウェブサイト運営でも一時期流行って今でも重要なところがあります。特に飲食店・小売業はここの攻略は必要です。

さらにデジタルマーケティング人材の人材派遣サービスもしているようです。技術を提供していることでSEOに強い人材が自然と育っていたり、スキルを持った人間が集まってくるのでしょう。

最後にソリューションサービスを書かれていますが、これまでのサービスを用いてソリューションをしますよというのを纏めていますね。利用者は単にツールを個別に利用するだけでも良いですし、コンサルを合わせて多方面から活用しても良いです。ウェブサイト運営、ネットマーケティング運営において強いサポートが出来る体制が整っていることをアピールしています。

業績です。ネットマーケティングxアドテク関連になりますが、もはやグロースではなくてスタンダード上場になるような分野ですね。売上横ばい傾向、利益もしっかりしているものの急成長の雰囲気はありません。しっかりとした安定経営になっていて如何にもスタンダード上場する企業の業績の動きです。

スタンダード上場ですし、想定価格は指標的に見込まれたものになってないでしょう。今のIPO地合いだとこういった銘柄のほうが期待される可能性もあります。

主幹事SBI証券ですし、7月の最終日の上場。SBI証券主幹事IPOを好みとするIPO投資家も一定数いますし、仕掛けるには好都合のIPOとして見られる可能性もありますね。普通に悪くないIPOですので、公募割れのリスクも低く、第一印象では積極参加で楽しみたいIPOになりそうです。

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