8月IPOの登場です。8月はお盆明けからのIPO再スタートということになりますね。夏休み相場になるので、新規上場が予定されるのは嬉しいですね。BB期間や申込期間が夏休みシーズンに被るので忘れないようにしましょう。
DXやクラウドを用いたソリューションカンパニーになります。IPO的にはもはや目新しさが薄れている事業内容ですが、IPOとしては人気は保っているでしょうか?業績が安定して伸びているので価格感も見ながらとなりそうです。
想定価格は1,240円。主幹事はSMBC日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで8.12億円で、東証グロース上場の小型IPOです。
目論見書を軽く追っておきましょう。
事業は「セールスマネジメントソリューション」と「データオプティマイズソリューション」という2つのソリューション事業で構成されています。データオプティマイズの方が7割程度の売上構成比となっています。
そのデータオプティマイズソリューションですが、紙からデータへとまさにDX本丸の内容ですね。インプットでペーパーレスに、アウトプットもデータ化していることで効率的に取り出せる仕組みです。バックグラウンドで他社のSaaSと連携することも出来るようです。
ただ、これらの内容は他社のクラウドソリューションサービスでも普通に行っていそうですので、使い勝手とか料金体系の勝負にはなってそうですね。
セールスマネジメントソリューションは主にサブスク管理システムとなっています。契約単位、モノ単位で一元管理することで最適なサービス展開が行えるようにするシステムですね。今や営業系の必須サービスと言っても過言ではないです。
業績です。まもなく30期を迎えるということで、この手のサービス業としては上場まで時間がかかったなぁという印象は否めません。しかし25期目から黒字化しており、その後も安定的に売上利益とも伸びていることから、比較的問題なく市場に受け入れられそうです。
IPOスペック(規模感など)や上場タイミングとしては初値向けの内容となっていますので、BBスタンスはやや積極姿勢ということになりそうです。
SMBC日興証券が引き続きIPO主幹事レースで独走中ですね。今年は毎月レベルでIPOを出しています。
IPO引受実績一覧。主幹事・幹事・裏幹事(委託幹事)実績数を掲載
2024年IPOで戦うにはSMBC日興証券は無くてはならない状況になっていますね。
初値予想もお願い致します。