東京メトロが10月末に上場予定という観測記事がでました。この雰囲気ですと9月の上旬～中旬に新規承認が出るための最終フェーズに入っているように見えるので、かなり確度が高いでしょう。
時価総額で6400億～7000億規模を見込んでおり、国と東京都による売出IPOになる予定です。後は売出価格がどの程度になるか？の最後の詰め状態でしょう。持ち分の半分を売り出す予定ということで、吸収金額的には3500億弱と考えておくとよいでしょうか？
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに（分析版）
当方のIPOデータ分析版で吸収金額100億以上とすれば過去の大型案件を抽出可能です。1000億以上で遡ると2023年10月にKOKUSAI ELECTRICがありました、その1つ前で大型となると2018年12月のソフトバンクになります。コロナ禍を挟んで超大型IPOがようやく再び動き出したという感触ですね。最近のIPO事情をみても、大型のほうが安定した結果になっていることも多く、東京メトロは非常に人気がありそうですので、一大イベントとして期待したいところです。
上場観測記事では他の鉄道株と比較されていて時価総額では「京成電鉄」や「近鉄GHD」あたりに近いようですね。鉄道株は高配当・株主優待などに期待できる資産株として活躍しやすいです。上場時の売出価格で申込みの人気は左右されそうなものの、とりあえず注目度の高さを考えると、広く浅く多くの方が儲かる結果になるお祭りIPOになって欲しいですね。
東京メトロのIPOが気になる方は、しっかりと証券会社の準備を済ませておきましょう。数をかき集めるには、ある程度複数の証券会社が必要になってきます。