日水コン(261A)の初値結果です。初値は予想通り公募割れとなりました。しかしさすが主幹事野村證券のIPOです。初日で公開価格を超える場面があり、格好は付けましたね。
初値売りでマイナス8,900円です。公募当選者の方、残念でした。
【日水コン(261A)】(公募価格1,430円)
初値:1,341円(公募比: -89円/-6.2%)
高値:1,470円
安値:1,318円
終値:1,366円
出来高:1,543,200株(公募売出総計:5,245,300株)
初値は1,341円で公募割れ。引受価格1,329円より少し上のスタートとなりました。寄り前の朝の気配を少しだけ見た感触ですと、やはり買いの数が圧倒的に少ないものの1,329円には誠意の板がしっかりと入っていました。9時前だと公開価格の1,430円近くも十分ありそうな気配も感じましたが、圧倒的な買いの少なさから結局、大幅なマイナススタートでした。
初値後はそれ以上下がることなく初日は戻りを試す展開で、一旦、公開価格の1,430円を超えるまで頑張るのは、やはり主幹事野村證券のIPOらしさというか、「格好を付けてくれる」ところはありますね。しかし、そこまで行けばもう十分、引けにかけてはやれやれ的な展開で終値は1,366円と初値付近まで下がっています。
出来高は公募売出総計の4分の1~3分の1程度という低調な商いとなっています。公開価格より低い位置でこの出来高ですから、やはり中長期的に様子見して置けば良いIPOとして見られてそうですね。実需はありそうなインフラ系ですので、ある程度下がってからは下値は固い展開になりやすいでしょうか?
焦って株価対策するような銘柄には全く見えないので、長期的目線での保有に慣れている人が触るのが良さそうな銘柄です。短期の人も一旦の逃げ場がありました。そう考えるとSchooもリガクも主幹事野村證券ですので、とりあえずの見せ場は作ってくれるかもしれません。
⇒【IPO初値結果一覧表】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに
初値結果はチャートなどを載せてまとめて記事にしたいので速報は遅いですが、
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今回はピタリ賞がでませんでした。
公募割れ予想が多く、引受価格予想や1,350円付近の予想もたくさんありましたが、やや中途半端な1,340円付近の予想はなくピタリ賞もニアピン賞も該当者なしです。しかし、読者予想などでちゃんと自分で考えている人はほぼ予想通りの結果になったと思っているでしょう。
皆さんの初値予想が役に立っています。引き続き、初値予想をお願い致します。