10月IPOの新規承認が出てきました。今年の9月IPOは数が少なかったので、10月初旬からIPOが登場するのはありがたいですね。このまま、うまく分散したスケジュールで豊富なIPO件数になって欲しいところです。

オーバーラップホールディングス(414A)のIPO新規上場情報

ライトノベルからアニメ化まで、IP創出ビジネスになります。ジャパンカルチャーらしい企業の登場です。しかし、ファンドのイグジット案件で、グロース上場で公募なしでの登場は気になるところかもしれません。

想定価格は1,600円。主幹事はみずほ証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の共同主幹事です。
吸収金額が想定価格ベースで147億円で、東証グロース上場の規模の大きなIPOです。

大型でファンドのイグジット案件ということで、主幹事に三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入り、うまく捌こうという雰囲気が強いです。売り出し価格の妥当性など気になるところですが、IPOの数自体が少ないので、こういった見た目に人気が出やすそうな案件はなんとかなりそうな気がします。

事業内容です。IP(Intellectual Property/知的財産)を創出、取り扱う企業になります。昨今の様々なメディアやゲームなどではIPが最重要課題になっていますので、そこを中心に取り組んでいる企業となれば期待感はありそうです。ほぼ、自社IPで国内・海外展開もありますが、一部ポケモンのゲーム攻略本など他社IPを取り扱うビジネスもしています。

IPを活用する分野としては「ライトノベル」「漫画」「ウェブサイト、WEB広告」「ゲーム」「アニメ」とクロスメディアで展開することでヒット作を作っていくようです。いくつかのタイトルが書かれていますが、正直、私はあまりこのあたりの分野には興味がないので、たまに似たようなタイトル作品がU-NEXTのアニメ作品に紹介されてくるなぁという感じです。

正直、ライトノベル出身の作品って、どれもパクリ感(雰囲気が似ている)が強いのですが、実際は違うんでしょうかね?異世界チート系、異世界転生系がやたら多い気がしています。

IP創出モデルの図が良くこのビジネスを表していますね。低リスクでうまくヒットIPを出そうという仕組みです。Step0では、まだ世の中に出ていないようなインディーズ・アマチュア的作品を創出、そこからライトノベル→漫画化→アニメ化とコストも掛かるけど、ヒットに欠かせないスケール手法です。そうしてIP自体が強くなれば、ゲームのコラボなどでライセンス収入も取れそうです。

最近は週刊雑誌など紙媒体が減ってきていて、ネット媒体から新進気鋭の作品が出てくることも多く、出版社ビジネスが上記のように変わってきているとも言えますね。大手出版社も上記のような雰囲気を感じるので、似たような比較業種は出版社系になるのでしょうか?

業績推移です。売上利益ともに緩やかに成長。しかしファンドの売出しイグジット案件ですので、この緩やかな成長で、ビジネスモデルも今度どこまで伸びるか不透明なものもあります。個人的にはIPビジネスもやや飽和状態な気がしており、ライトノベルから伸びていった作品群はアニメ化されている物も多そうですが、どれも似たりよったり感がありすぎてヒット作を更に産むのは難しそうな気もしています。

IPO自体が数少ないので注目されそうですが、要注意案件としてBBスタンスまでに予想会社の情報など含めて良く考えてBBスタンスを更新したいですね。三菱UFJモルガン・スタンレー証券主幹事ということで三菱UFJ eスマート証券での取り扱いにも注目です。

三菱UFJ eスマート証券 口座開設

三菱UFJモルガン・スタンレー証券が取り扱うグロース・大型・イグジットIPOはあまり初値戦績が良くない印象がありますが、もう一度、過去データも振り返って最終判断としたいですね。ちょっとパットしない第一印象だなとは思っています。

オーバーラップホールディングス(414A)のIPO新規上場情報

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