12月3件目のIPO新規承認です。そろそろ年末のIPOラッシュの様相が分かる感じになりそうですね。まだ同時上場等ありませんが、例年最大何社が重なるかも気になるところです。今年はあまり良いイメージで年末IPOを迎える感じがないので懸念も多い年末上場ラッシュになりそうです。
パーソナルトレーニングジムや、そのジムのトレーナー育成などを運営しています。セクターはサービス業であまり新味性はないIPOになります。初値視点だと、またまた微妙なIPOとなりそうです。
想定価格は1,910円。主幹事はみずほ証券です。
吸収金額が想定価格ベースで7.34億円で、東証グロース上場の小型IPOです。
目論見書を見ておきましょう。
沿革と店舗推移が最初に載っていました。最初は接骨院の開業から店舗を増やして上場するまで至りました。どんな事業でもうまくやれば伸びていく事ができると感じるところでしょうか?接骨院系もいろいろなところが、フランチャイズで増えては消えていっている気もしますが、ここはどうでしょう?
ブランド説明の前にビジネスモデルについて書かれています。重要指標として「リカーリング売上比率」を挙げています。継続的にビジネスに貢献してくれるお客さんが増えることが大事という見方です。今はどこを切り取っても昇り調子の売上高推移ですが、どこで成長が止まるかですね・・・。
事業ブランドは現在4つを有していて、目論見書では一つ一つを詳しく解説しています。詳しくは目論見書やホームページでサービスを見ると良さそうです。「UNDUEX SUPERBODY」で分かるように女性向けが強くでていますね。2つのラインを作って初期・単発から継続利用のバランスを取っています。DrFitは医療系専門のプログラム込みの健康ジムみたいな感じですね。最近はストレッチ屋さんで、Dr.ストレッチ?みたいなものをショッピングモールなどにポコポコ増えているので、そこが上場したのかと思いました。
プロジムはトレーナーの育成です。人材育成にも取り組むというのは大事なポイントと言えるでしょう。
最後に業績推移です。急成長のグラフを描いています。増収増益を続けており、どこかで頭打ちの可能性がある事業ですが、上場時点では好感触の業績と言えます。しかしフィットネスジム系のIPOは過去の結果を振り返ってみても初値は芳しくないところが多いです。ここも初値よりも上場後の決算で業績確認されてから動き出す銘柄に見えますね。想定価格自体は急成長をあまり織り込んでない価格設定という点では、中期視点で仕込みやすいIPOと言えるかも知れません。
BBスタンスや初値予想は、他のIPOのスケジュールとの兼ね合いを見ながら決めたいと思います。
初値予想もお願い致します。





