2025年も本日で終了となります。本年も当サイトを御覧いただきありがとうございました。

2025年の最終投稿として、今年の振り返りを少ししてみたいと思います。また年が明けてから2025年のデータベースからチェックした振り返り記事も書いて、今後に活かせればとも考えています。

2025年は特にIPOに関しては少し寂しくなった年だったと感じています。

年別グラフを見ても分かるように、2024年からIPO件数が大きく減りました。2021年と件数トップにしてそこから数は減っても100件弱ぐらいで推移していたものが、大幅減で66件にとどまりました。なお、2026年も2025年と同等数のIPOに留まるだろうとされており、やはりグロースの上場維持基準の準備期間も終わって、なかなかIPOしにくい環境になっているとは言えそうです。

特に2025年は売出し数が多く、上場時から吸収金額・時価総額がやや大きめのIPOが目立ったと感じた人も多いと思いますが、2026年以降も同じ傾向は続きそうで、公開価格と初値のギャップだけを狙う「IPO初値売り戦略」だけでは、それほど利益に繋がらない状況になってきています。

そんなことからIPOはつまらなくなったと、IPO記事も減ってきていますし、参加者も妙味が下がったと感じている人が多いかもしれません。

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このあたりの傾向は、当方も寄稿した日経マネーさんの最新号にも書かれていますが、他のIPOの専門家さんの意見も同様の考えになっていて、少しづつIPOに対する戦略もシフトしていかなければならない時期になっていそうです。中長期の緩やかなセカンダリー戦略は大事になってきそうですね。

短期イベントはPO(公募売出)や立会外分売にまかせて、IPOは少し中期も混ぜて運用したほうがパフォーマンスは高まりそうですが、下手な取引はパフォーマンスを落としますので、中途半端な戦略は首を絞めそうですね(笑)

また、株主優待クロス取引に関してですが、こちらも取得件数や得した金額含めて前年よりも下がりそうです。

株主優待タダ取り(クロス取り)戦績

年々、争奪戦は過熱気味ですし、2026年からは金利上昇による信用コスト増加も見込まれますのでパフォーマンスは更に下がるでしょうか?もっと気軽に優しく取れることがメリットだったのに、過熱しすぎて競争環境が厳しくなるのは嬉しくないですね。

大盤振る舞いだったリース系企業のカタログギフト優待や、クオカード優待も、あまりの過熱ぶりから優待廃止が増えています。逆に、優待ホイホイ企業が餌的な新設優待など増えたりなどと、結構、激流な変化も来ています。

私はこちらは気軽にお得が気分が味わえたら十分だと思っていますので、あまりストレスにならない程度で今後も続けようと思っています。

まだまだ証券会社のネット取引ではセキュリティ関連で変更が加わり続けていて、こちらもストレスが増える年になりそうです。


 

2025年は一般的な生活面ではインフレが激しく、特に主食の米の値上がりは国民の生活の質の面で困った問題だと思うので、2026年は少しインフレが和らいでいく年になって欲しいですね。

株以外の話を最後に少しすると、一口馬主でミュージアムマイルが最後に有馬記念を勝ってくれました。個人的にはこれが、これまでの人生の中でクライマックスレベルの感動で、ドラマ効果(ロイヤルファミリー)もあり、最高にドラマチックな年にはなりました。

このサイトはIPOなど株の話なので、どうしても「お金」にまつわることばかりになってしまいますが、人生をお金ばかり気にして生きていってもつまらないので、たまには「金銭関係」以外のことに熱中したり、時間を取って過ごしたいと思っています。