2026年もようやくIPO新規承認が出てきました。上場予定日は2月13日となっており、例年通りレベルのスタートになります。年初のIPOは、普段よりも結果が良いなんてアノマリー効果が囁かれますが、実際にどうなのかを少し検証しておきます。

当方のサイトではオープンにしていませんが、自分用に検証で一覧表示できるページをいくつか用意しています。その中の一つが年初IPOの状況です。今回はリートIPOではないので、それを抜いた一覧ページで検証します。

概ねの結果としては「21戦 19勝1負1分 (勝率90.5%)」というデータが示すように、やはり年初IPOはアノマリーが効きやすく好結果になることが多いです。また初物セリは値が高く付くことで有名ですが、同じ論理でいつもよりも余分に高い初値になることが多いと伺えます。

公募割れ銘柄となっているのは、よっぽどな地味系という状況ですので、今年はスタンダード上場ですが、IP系事業で業種的には陳腐感がなく、まぁIPO銘柄らしいところがあるので期待できるでしょうか?

TOブックス(500A)のIPO新規上場情報

2025年上場のオーバーラップHDが初値もそうですが、決算通過でさらに値を下げている状態ですので事業の頭打ち感の不信感はありそうですが、TOブックスの魅力としては売り圧やイグジット臭を感じないところですね。比較的初値もいつも通りアノマリー付きで期待できそうです。


 

なお、ここ最近のIPO情勢については、様々なメディアでも伝えられているように「過度な初値高騰は起きにくい環境」に向かっています。主に市場の規制変更が全てそういった方向にここ数年動いており、2026年も2025年で感じたものと同様の動きにはなりやすく、「出てくるIPOは売出し数が多く、上場時から規模大きめで需給ギャップは期待しづらい」「初日の成行き規制から、過度な仕掛けは起きにくい(2~3日の幅でIPOプライマリーをチェックしたい)」と変化の継続を感じながら対応していく必要があるでしょう。

初値も今まで通り重要な数字だとは思いますが、初値だけに拘ってIPOに参戦する時代は終わりつつあります。簡単な「公募申込み初値売り」では利益が出にくい状況の中、それでもIPOだからこそある優位性をうまく活用して、継続して利益を得られるような年でありたいですね。

私はこのサイト運営自体がリーマン・ショック後のIPOが悲惨な時期から行っていますので、今では考えられないような大変な数年も変わらぬ視線で見てきた経験があります。

このころですと、もうIPO自体がほぼないですし、出てくるIPOも要らないと言えるものが多く厳しい状況でした。

しかし、そういった厳しい時期が終わった後に活路があるというのも後のグラフの状況を見れば分かると思います。IPOだけが投資の全てではありませんが、IPO一つとっても数年レベルで大きな波があり、その変化にうまく対応できる人が継続して生き残って行けると感じています。

「人間万事、塞翁が馬」を私は座右の銘としていますが、今年は馬年です。馬年はアノマリー的に「午尻下がり(うまじりさがり)」と言われ、下落しやすい年と言われています。座右の銘的には、どちらに動こうと「良いことが悪いことに、悪いことが良いことに」のきっかけとなると粛々と行動することにあります。変化に対応しながら、変わらぬ姿勢で人生楽しく過ごしていきたいですね。