4月の下旬のIPOは同時上場はないものの、4日連続上場予定となりました。この時期までに少しでもIPO地合いの回復を望みたいところです。例年ですとゴールデンウィーク前のIPOはそれなりに買われるのですが・・・。
日本酒の他、日本酒リキュールの販売などを行うお酒メーカーです。チョーヤ梅酒みたいな感じでしょうか?ここのリキュールやドレッシングなど、最近よく見かけるようになっています。
想定価格は600円。主幹事はSMBC日興証券です。
吸収金額が想定価格ベースで13億円で、東証スタンダード上場の中型IPOです。
目論見書を見ていきましょう。
まず沿革です。創業は1893年と100年以上の歴史がある酒蔵です。2000年頃にフェーズ2として、日本文化・男文化からイメージを変えてきました。ここ最近はフェーズ3として酒屋としてのビジネススタイルも変えており、新しい酒文化の創造を目指しています。ノンアルであったりドレッシングだったり、酒と言われないものへも酒のこだわりを活かして頑張っています。
商品群です。「あらごしシリーズ」が有名でしょうか?果実入りリキュールで、炭酸水や氷などでお好みで割って飲むスタイル、従来の日本酒、小瓶タイプで飲みやすいものなど様々な商品があります。私ももしお酒を飲むなら、ビールを1杯ぐらい飲んで、次は梅酒ロックでチビチビやるぐらいしか最近は飲まないので、このタイプのお酒は現在のお酒を飲まない人が増えている世の中でも売れてそうです。
酒ビジネスの中では、共創型マーケティングが、これまでとは違うところというのが梅乃宿の特徴です。従来の酒蔵は作り手のこだわりを売ってくるタイプが殆どで、それを酒好きが買い求めに行くという雰囲気でした。ラーメンなんかもそんな文化がありますね。しかし、それだけでは酒離れの進む中、縮小してしまうところも多く、梅乃宿のようにファンの声から作って欲しいものを作るというのも増えています。
事業の内容では販売チャネルの構成比も載っていました。まだまだ酒販店など問屋に下ろす割合が高くなっています。酒屋に日本酒がズラッとおいてるところに「あらごしシリーズ」も置いている感じですね。海外は現在2割弱ですが、徐々に伸ばしています。
海外へは積極的に展開を目指しています。今や日本酒は国内よりも海外にどうやって高く売るかが収益に大きく影響するでしょう。空港免税店で売って知名度とブランド力を上げているようですね。売上推移を見る限りでは大きく伸びているわけでは無さそうです。
業績です。スタンダード上場らしい横ばい状況です。全数売出で公募なしのIPOとなっており、出資元のVCのイグジットIPOになっています。その分、嫌われるタイプですが想定価格600円と単価が安く、また高い配当性向や200株以上で優待として限定商品が貰えるなど、上場時から株主還元策を謳い需要を喚起しています。
初値売りでガッツリとは行きにくそうですが、公募株を貰っても損はないようなIPOですね。 根強い人気もありそうな業種ですしオリオンビールまでとは行かないものの安定的な動きを楽しめる銘柄かもしれません。
初値予想もお願い致します。







