お盆ウィークに9月IPOが連続して新規承認しています。株式市場は9月に向けて特にお盆休みもないようですね(笑)。

オリバー(619A)のIPO新規上場情報

こちら再上場案件です。インテグラルによる経営構造改革後、順調に収益を伸ばしてイグジットという奴ですね。事業は総合インテリアソリューション業です。最近のおしゃれな施設を結構手掛けています。

想定価格は287.5円。主幹事は大和証券と野村證券の共同主幹事です。
吸収金額が想定価格ベースで229億円で、東証スタンダード上場のやや大型IPOです。

目論見書を見ていきましょう。

なんともそっけない沿革の紹介がありました。「昭和・平成・令和」の3つの世代で、変わってきたことを表現しています。沿革に関しては見出し部分ではなく本文の年表を見たほうが良いですね。創業1967年、スチールで鋼製家具販売がスタートになります。1988年に名証2部へ上場。東証1部上場企業まで行ってましたが、2021年にMBOで上場廃止、海外部門などの生産など構造改革を行って、現在の形にしてからの再上場です。インテグラルの再上場らしさがあります。

事業内容ですが、幅広い市場に対して施設インテリアの総合プロフュースをしています。近代的な建物に行くと工夫されたソファなどの施設をたまに見ますが、オリバーさんが手掛けているものも多そうですね。特徴を見ていきましょう。

もともとは家具製作もしていたようですが、今はファブレスを魅力としています。自社で製作するのはそれはそれで強みではありますが、プロデュースする場合には確かに弱みにもなります。BtoBインテリア特有の要請に応えるためにはこの形が良いようです。

ワンストップソリューションは近年のビジネスでは一般的で、インテリアソリューションもワンストップは当然の仕組みでしょうか?

3つ目にクロスオーバーです。複数の業態をクロスオーバーさせる事によって施設の魅力が高まるという部分ですね。ホテルと医療福祉などは代表例と感じます。これら3つが現在のソリューション業での特徴的な部分とのことです。

成長戦略はそれほど内容が書かれていません。いくつかのKPIを定め継続的にモニタリング。構造変革は続く感じでしょうか?一方で株主還元方針では配当性向50%以上を目安としており、高い株主還元姿勢を示しています。このあたりはファンドのイグジットIPOでは常に目論見書で謳われる部分ですね。中長期的な株価の安定感は期待できそうです。

最後に業績です。売上・利益共に微増程度ですね。ちょっとした出来事で再び減益からの株主から何やってるんだ!と言われる状況にはなりかねない部分は感じますね。セクターは「その他製品」で、今回は再上場案件です。IPOでは不人気系で初値は期待薄というのが一般的な見方になりそうです。

全数売出しで売出し想定価格は287.5円と低位株となっています。単価が低いので買いやすさはあります。初値は公募付近での決着から、もともとの株価が安いので下値不安が低そうと感じる銘柄となるでしょうか?中長期的には上値のほうが余地がありそうですが、IPOに参加するプレーヤー的にここに中長期で投資するほどゆったり派がいるかどうかですね。

過去の上場では名証2部上場から、とりあえずは東証1部上場銘柄まで成長した実績があります。今回も吸収規模が大きいながら東証スタンダード市場への再上場です。じっくりと成長して市場変更まで狙っているタイプだと思いますが、如何せん時間がかかりそう。そういった銘柄に投資しても放置株となりそうで、ここのやっている事業に魅力を感じるか?何か親近感も感じるか?という部分も含めて検討するのが良いかも知れません。

オリバー(619A)のIPO新規上場情報

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