前回の9月銘柄の優待のお知らせが徐々に届いてくる頃です。
9月の優待は銘柄数が多く、逆日歩が3日ということもあって
安直に松井証券の一般信用ですべての銘柄を取引していました

取引後に、案外手数料代が高くしっかり見直せば手数料を抑えられると思っていたので
シミュレーションしてみました。
ScreenShot00051

エクセルと当方作成の証券会社株式取引手数料比較一覧を利用すれば数分で出来ます。
逆日歩リストは、株主優待リスト出力機 を使って表示させて下さい。

松井証券 vs
で行なっています。優待クロス取りにお勧め証券会社ということで

前回9月に取得した13銘柄です(全て一般信用で取引しました)

ソフトバンク
丸大食品
カゴメ
日清食品ホールディングス
ダスキン
小林製薬
丸一鋼管
エフ・シー・シー
ゼビオ
三菱UFJフィナンシャル・グループ
大和証券グループ本社
ベネッセホールディングス
加藤産業

こちらの銘柄を取引するとしてシミュレーションします。

まずは実際に利用した松井証券から
松井証券

取引履歴の結果から計算すると全部で13,873円手数料として掛かっていました。

見直す上で計算し直すと
約定代金は13銘柄全てで5,831,800円。

松井証券は現物・信用合わせたボックス手数料体系なので

11,663,600円に対する手数料となります。

証券会社株式取引手数料比較一覧
↑こちらのページで上記金額を入れてチェックすると12600円

他に掛かる費用として貸株料が958円
計算:5,831,800*貸し株金利(2%)*3日分

合計すると13,559円で、先程の実際の損益と少し誤差がありますがこの程度掛かるということです。

では一般信用を使わなかった場合でGMOクリック証券だとどうでしょうか?

GMOクリック証券では現物と信用を分けて一日定額プランがあります。
優待利用ならきっと一日定額にするとして先ほどの

証券会社株式取引手数料比較一覧

に当てはめると(5,831,800で計算します)、現物2530円 信用1995円となりました。

更に貸株料で527円(GMOクリック証券の制度信用貸し株金利は1.1%)。
そして逆日歩が全部で240円でした。

合計すると5292円になります。

今回の私が取得した9月銘柄でのシミュレーションになりますが、
なんと8266円も手数料で差がつく結果になりました。

もちろん一般信用の松井証券を使うことで、
高額逆日歩が付く場合のリスクに対する保険みたいな感じで見ることもできます。

ただ、一般信用で取引できる銘柄はあまり逆日歩が付かないというのも事実です。

今回のシミュレーションはあくまで1例ですが、9月銘柄のように優待銘柄がたくさんある場合は優待銘柄も分散される傾向があり、一般信用で取引できる銘柄は逆日歩があまりついていませんね。

リスクテイクをどれほどするかは取引する人の考え方次第ですが、8266円という差を見てしまうと単純に一般信用にしておけば安心といった考えは損をしているかも知れませんね。

ちなみに一般信用で取り合いになるauカブコム証券は定額手数料体系がないので、auカブコム証券で全部取引すると、かなり手数料損になります。

しかしながらauカブコム証券が必要となる時もあるので、うまく証券会社を使い分けるということも必要ということですね。