3月は一気に上場数が増えました。
6社同時上場にもなって、比較的新しく参加した方は過去の6社同時上場を知らない人も多いかもしれません。そこで、分かりやすく過去のデータを見れるように2つのIPOデータ表示を用意しました。

【IPO結果時系列】上場日ごとのIPO結果をリスト表示

1つ目は日別の上場結果を時系列リストにしたものです。

timelinekekka

上場件数で並び替えが出来ますので、過去の同時上場がどうだったのかすぐに確認できます。

6社同時上場は2003年からのデータでは2003年9月18日2006年6月20日、2007年2月14日でした。結論からすると、やはり少し同時上場は分が悪いです

日付をクリックするともう一つ用意したカレンダーデータが見れます。

【IPOカレンダー・一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

20070214ipo

例えば2007年2月14日は結果が悪かったですが、その中でどの銘柄が悪かったのか?などチェックできます。カレンダー表記で日取りなども感覚で掴めるメリットが有ります。

データとしては「上場日までの空き日数」「吸収金額合計」なども併記しました。

資金の充電力や銘柄数でなく、資金の需給面でのチェックが可能となっています。

単純に同時上場だから厳しいではなくて、過去のデータを駆使してどの銘柄を攻めるべきかの判断などに使えると思っています。実は当方は株価データも持っていますので、中期スパンのセカンダリー戦略も分析結果からエッジの確認ができたりします。

これらのページは表示運用をしながら表記などより見やすくする予定です。

是非、初値予想の参考に楽しいIPOライフの為にご利用ください。

ちなみにエクセルを使って「同時上場数」「吸収金額」「空き日程」などと「暴騰率」の相関を見てみましたが、結果的に「相関はない」とでました。

長くIPOに参加してきた個人の意見としては、確実にスケジュールの影響はあると思っていますが分析結果が悪いのか?以外にも影響していないのかもしれません。

同時上場数や吸収金額ではなく、同時になることで銘柄への分散が大きな要素だと思います。ですので6社でも3社でも4社でも似たような結果になっていることが多いです。

それにしても3月は忙しくなりそうです。