金曜日はオークネットの仮条件発表の日でしたが、上場中止が発表されました。
平成28年8月26日開催の当社取締役会において決議いたしました当社普通株式の東京証券取引所への上場に伴う、公募による新株式発行及び自己株式の処分並びに当社株式の売出しにつきましては、平成28年9月9日開催の当社取締役会において、最近の株式市場の動向等諸般の情勢を勘案し、中止することを決議し、東京証券取引所への上場を延期いたしましたので、お知らせいたします。
オークネットは100億規模の大型で再上場案件という、あまり人気とはいえない銘柄ですが、それでもネット系企業で、最悪という程でもなかったと思います。
私としてはDまでいかずC評価の微妙判断で、情勢によっては参加可能性を含んでいました。
今回、上場中止となりましたが主幹事は野村證券。野村證券のこのところのIPOは大江戸温泉リート投資法人で、大幅な仮条件引き下げ→引き受け価格への公募割れ。ベイカレント・コンサルティングも仮条件下限で決定→公募割れ後、激下げと2連続で苦しんでいます。
こういった事情を見れば、オークネットも大きな仮条件引き下げを余儀なくされていたのでしょう。そこで企業との折り合いがつかなかったでしょうかね?
ただ、8月末からIPOが再開されてから流れが悪いのは確かです。
流れを引き継いで9月の小粒良案件もあまり初値が上がらないことも予想されます。黒澤としては一番迷っているのが、SBI証券主幹事のチェンジをIPOチャレンジポイントを使って取りに行くかです。
ポイントで奪取しようかと思っていましたが、現状の気配だと攻めにくくなりました。同じように考えている人も増えて、少ないポイントでも狙い打ちできるなど、いろいろな戦略があると思います。悩みどころですが、こういうのは楽しみながら参加したいですね。
オークネット上場中止で、JR九州前の微妙案件がますます厳しくなりました・・・。