当方のBBスタンスの情報発信をなるべく早めるために、先週改善案を皆さんに聞きましたが、「改善案1:一旦のBBスタンス評価を更新する」で対応することにしました。
早速、現在新規承認が出ているものからスタートさせています。
この他にも最近幾つかの情報発信の改善を行いましたので紹介したいと思います。
まずはIPOの銘柄詳細情報です。KHネオケムを例に見ていきましょう。
売出株式比率・オファリングレシオの表示
特に新規承認時のデータでは、需給面を見る要素として「売り出し比率」や「オファリング・レシオ」はチェックするところだと思います。
売り出し比率は、公募株と売出株の比率です。数値的には100%表示で低いほうが公募株のほうが多いということで、既存株主の売出IPOではないという判断ができます。
KHネオケムの例では90%とかなり高く、既存株主の売出IPOの雰囲気が出ていますね。
もう一つのオファリング・レシオは発行済株数(公募株含む)に対する公募売出での放出割合です。割合が低いほうが浮動株が少なくなるため需給面で有利と見られます。一般的には20%付近にするのが適当と言われています。
今回のKHネオケムでは、ここでもかなり悪いデータです。ここがファンドの売りぬけIPOと言われる所以です。
昨今、上場ゴールと言われる銘柄の中で、特にファンドの売り抜けIPOで公募割れするものが多く、抑えておきたい数字でしょう。
新規承認時評価は第一印象の欄に表示
新規承認後、ある程度の情報更新が済んだ段階で一発目の評価をします。
第一印象を書いている欄にその評価を載せています。また第一印象のスペースは、いろいろなことが気付き次第、ちょこちょこ更新・追記したいと思います。
最終的なBBスタンスは、今までと同じく仮条件発表後に行います。先日のオークネットのように承認取り消しなどもありますので、早く考えても水の泡となる場合もあります。
この辺りは、作業工数も含めてご理解頂ければと思います。多くの方が気にしているのはIPOが重なった時や、他の投資法との資金配分でしょう。軽いスタンスである程度納得の行くデータになればと思っています。
主幹事別結果リストが見れるようになりました。
IPOの主幹事証券を気にする方は、結構おられると思います。
【IPO結果一覧】上昇率、損益、その後の値動きなどチェックに(分析版)
ということで主幹事別に一覧リストを結果表示できるようにしました。この絞り方でなかなか面白い結果も出せるかもしれません。
なお古い時代の主幹事名などもありますが、こんな時代もあったのか?と懐かしみながら眺めてもいいです。
2001年からのIPOデータを分かりやすく分析できるようにしています。過去のデータの精度向上も随時しておりますので参考にしてください。
【IPOサマリー】2001年以降のIPO情報を一覧、グラフ表示
一覧で眺めたい時は分析ページ、さっくり知りたい時はグラフ表示するサマリーページがオススメです。
少し盛りだくさんの変更ですが、皆さんのお役に立つ内容をお送りできるように今後も頑張りますのでよろしくお願いします。
ありがとうございます。
ありがたく享受させて頂きます。
感謝☆