例年のことなのですが、お盆休みが過ぎた頃に当方のコンタクトフォームに質問がかなり寄せられます。この時期は特にIPO新規参入で初心者の方がお盆休みで、整理して考えて質問頂いていると思うのですが、かなりたくさんの質問を頂いておりますので、全部に回答することができません。
また、何を聞きたいのか分からない質問も多いのでまとめて回答します。
- IPOが全然当たらないのですが、どうしたらいいですか?当たっている人と何が違うのですか?
この質問が本当に多いです。まず答えとして「IPOは簡単に当たりません!」。どうやらブログやツイッターなどで当選報告が多いので勘違いしている人も多いのかもしれませんが、だいたいネット上の当選報告を鵜呑みにする必要もないし、当選情報だけ見ていれば「当たりやすい」と勘違いするので、あまり気にしないほうがいいと思います。
今はIPOの公募株人気が高まり、さらに当たらない状況です。去年ぐらいまでは公募が当たらないので、セカンダリーに参入する人が増えて、今年の3月4月ぐらいまではイケイケなIPOも多かったですが、その雲行きも怪しくなってきています。
今は公募株も当たらない、初値も期待値が低いとIPOの波からすれば厳しい時期かもしれません。それでもリーマンショックあたりの時期に比べると、IPOの数は多く全然マシです。
その上で公募株当選のための工夫を3つぐらい書いてみます。
- 裁量申込にシフトし、担当との付き合いでバーター的な取得をする
- とにかくネット抽選で抽選機会を増やし当選確率をあげる
- 証券会社ごとのIPO抽選の癖を調べ、効率よくIPOを申し込む
1の方法は正直、私からは勧めておりません。というのも、裁量に関しては担当者とのやり取りで人間性や考え方によって正解答が異なります。ネット上の情報がすべての人に当てはまらないので、自分で切り開くか?人づてで手法を聞いて取り入れるか入れないかするしかありません。
私は正直、裁量に関しては好きではありません。すべてネット抽選になればいいのにと思っているぐらいです。朝9時過ぎたら担当から電話来るのを毎回取るのは苦痛でしかなかったです。
ですので、ネット抽選でなるべく当選確率をあげることと、効率のいい申込みを考えています。
IPO(新規公開株)抽選配分当選履歴とIPO初値売り投資戦績
当方の2018年の成績はこれでも抽選派の人からすれば好成績に見えるのかもしれません。でも、SBI証券のIPOチャレンジポイント利用などがありますので、数年越しの対策が効いているだけです。
MTGの大和証券での当選も「チャンス当選」です。これも株主優待活用を知っていて、しっかり対策をしているから運に恵まれています。
黒澤が駆使している25の証券口座の特徴は上記ページに細かく紹介しています。是非参考にして下さい。25の口座で例えば1口座では5年に1度ぐらいしか当たらないとしても、よく考えたら1年に5個ぐらい当たる計算になると思って下さい。
- セカンダリーの取引や情報を載せてくれないか?
私もこれだけIPOの情報を調べていますので、セカンダリーに参戦することもあります。ただ、セカンダリーの値動きほど予測がつかないものはないと思っています。少しでも勝ちパターンに持ってこれる条件を作って、勝っても負けてもトレードする雰囲気です。
ですので、トレード結果を載せたくもないですし、前もって紹介しても外れるのが当たり前ですので混乱させると思いますので載せていません。
- 読者初値予想について
これもありえない予想の投稿は消して欲しいなどあるのですが、ネットの特性上消すという対応はあまり好ましくないと思っています。皆さんの読者予想は嬉しく、役に立てたいので、補正値や投稿の制限対策でなんとかよりいい情報が出せるような対策はしていきます。
- 今後注目のIPOは?
「IPO株はどうやって買うのですか?」「10月のIPOのデータがないのですが」など、IPO自体の情報知識がない質問も多いです。
【IPO上場観測リスト】今後上場が予測される企業のリストと動向
「IPOするかも?」「IPOに向けて動いている」的な企業のニュースを見つけたら上場観測リストに入れて紹介しています。私もベンチャー企業の新規性のあるビジネスは見ていて面白いと思っていて、そういうのをチェックできるのもIPO投資の良さだと思っています。
たくさんの質問をいただくこの時期。IPO投資初心者に是非感じて欲しいのは「長く続けるつもりで、落選しても気長に挑戦してほしいということです。」多くの方が、切羽詰まった印象でIPOに取り組んでいるように感じるのですが、IPO投資は、神経質にならずに取り組むほうが向いていると思います。
できれば「株主優待クロス」「FX(キャンペーン含め)」「立会外分売・公募増資など他のイベント関係」「シストレ検証」など、複数の取引も検討しながら、ボーナスポイントとしてIPOも取り組むぐらいの感触のほうがいいでしょう。
最近では、あまり紹介していませんが「仮想通貨」「ソーシャルレンディング」「AI系の投資信託」だって、いい方法があれば参戦するのも面白いと思います。
とはいえ、当方のサイトがIPO投資の一助になれるように今後も情報発信を続けていければと思っています。