先週の金曜日からAI CROSS(4476)のブックビル期間が始まっています。気になるのは資金勝負で行くのかIPOチャレンジポイントを利用するのか?というところでしょうか?

aicross_wariate

AI CROSS(4476)のIPO新規上場情報

まずIPOチャレンジポイントを利用して公募株をゲットした場合のセット配分の状況ですが、AI CROSS(4476)は上記のような抽選にかかる配分が予想されますので「200株セット配分」か「300株セット配分」になりそうですが、ここ最近の配分傾向を見ると「200株セット配分」が濃厚でしょうか?

AI CROSS(4476)は評価の高い銘柄ですが、仮条件の上限が1,090円とやや単価が低く、このところのIPOの初値の弱さを考えると頑張って2倍程度の初値がついたとしても2枚セットでは20万円ほどの利益程度です。

また、最近のIPOチャレンジポイントはキャンペーンなどで50Pほど増えている人が多く、かなりのインフレ傾向となっています300~400Pぐらいで当選ボーダーとなってきているので、今回もボーダーがそんなに低くないだろうというのが当方の見立てです。

300を少し超えた辺りに最終的にポイントボーダーが来そうと感じています(あくまでも個人の考えなので、ボーダーに関しては自分で戦略組んで予想をおすすめします)。

仮に310P、20万利益なら1Pの価値は約640円程度です。初値予想を結構よく見積もってこの程度ですので、300Pを超えてこの銘柄に投下したいかは悩ましいですね。

しかしながらSBI証券のIPOチャレンジポイントは所詮サービスの一つですので、いつサービス変更や終了してもおかしくはありません。実際にポイントを貯める条件にキャンペーンを出してきていて、大幅なインフレを引き起こしましたし、IPO銘柄によってセット配分の傾向も変化を感じることも多いです。

結局、証券会社のさじ加減で内容が変わってしまうような制度ですので、大和証券が「ダイワのポイントプログラム」を廃止に向けて動き出したことで、SBI証券の貯めておいたIPOチャレンジポイントを早く活かそうと考える人も多くなっていると思います。

昔に比べると、ポイントの使い所に関してのデータや情報も揃ってきているので、裏を突くこともやりにくくなっています。

今回のAI CROSS(4476)は10月頭の上場となったことで、9月末の資金入用の時期にBB期間がもろに被ります。こうなると資金勝負は無理でポイントで攻めようとする人、資金勝負の強者がいないことから、逆に資金を集めて可能性に賭ける人など、かなりいろいろなポリシーの人が参戦する申込状況かなと感じています。ただ、いつもよりは資金勝負も緩めになることは間違いないでしょう。

悩ましいですが、そういった駆け引きが出来るのもSBI証券がIPOポイントプログラムを導入してくれているおかげかもしれませんし、コツコツ貯めれば誰でもチャンスが来るというのは良いですね。