4月のIPO予定が全てなくなり、現在のところ次のIPOの予定はありません。そうなると当然目が向けられるのは直近IPOとなり、IPOセカンダリー勢は大忙しでトレードしている人も多そうです。

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【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

当方のサイトではIPOを一覧表示しているページも用意しているので、過去のIPOの現在の状況などを把握するのにお使いください。

3~4月のIPOは初値が散々の状況だったので、どこかで急回復するのでは?と狙って購入していた方も多いかも知れません。私もセカンダリーは少しだけ参加しているのですが、ブログなどで「何を買った」「何を売った」などと報告すると、だいたい報告したところで反対に動いたり、事後報告だけだと「どうせいい部分だけ切り取ってる」と思われるのが嫌なので控えています。

実際にIPOの売買報告ほど胡散臭いものはないと思っています。

IPOのセカンダリー取引は「株式取引の中で最強のハイリスク・ハイリターン取引」という認識です。そこに儲けの種はあると思いますが、リスクも非常に高いので気をつけたいですね。

最近、その象徴とも言える動きをしたのがS級評価銘柄で、新型コロナウィルスの煽りを受けて不安定な初値だったサイバーセキュリティクラウドです。

サイバーセキュリティクラウド(4493)のIPO新規上場情報

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初値はかなり期待されていましたが、結果的に1万円超えしない9,210円でした。そこからなんと約5倍の45,000円近くまで上がっています。公開価格4,500円からはテンバガー達成が上場1ヶ月以内に起きています

しかしながら急にはしごが外れると高値から半額ぐらい迄下がったりと1枚でも200万円ぐらい買った瞬間に売れないで損失を抱えるといった状況にもなっています。

1枚買うだけで100万以上の上下動をいきなりするというのがIPOらしいところですが、IPO相場にも、いつでも初心者の方が入ってくるのでこういったものに捕まる人も多いでしょう。

すごい勢いで儲かることがあるので、IPOセカンダリーは調子に乗りやすく、すぐに退場されてしまうのも私は何度も見てきていますので、あまりブログなどでは紹介しないようにしています。

一つだけ、アドバイスするとすると「約定代金〇〇万まで」といったリスク管理は必ずしておきたいです。熱くなると自分の資金管理を忘れて取引しやすいのがIPOセカンダリーです。

私の場合はIPOプライマリー(初値売却)で儲かった分をセカンダリー資金として活用するようにしています。IPOの資金はIPOで用意するといった謎な資金管理ですが、何か歯止めになるものを持っておかないと後々後悔します。セカンダリー失敗で大変な思いをしている人を知ってるだけでも何人かいるので、多分、知らない部分でたくさんの方が退場していると思っています。

例年ですとゴールデンウィークを挟んで直近IPOセカンダリー相場なのですが、今年は早くスタートしています。そういう意味では例年よりも早く逃げておくのが正解でしょうね。