先週にようやくIPO新規承認が出て、緊急事態宣言解除からのIPOにも復活期待が高まってきています。先週は3件のIPO予定が出ましたが、来週もまだ出てくるかもしれませんね。
【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに
IPO結果を振り返ってみても2020年4月はとてもIPOなんて出来るレベルじゃないような市場状態で、確かに全国に緊急事態宣言が出て経済活動が停止したというのは、100年に一度レベルの珍しい事態と言えたかもしれません。
3月のIPO初値結果も酷かったことで、今年のIPO戦績は今のところ勝率5割を切っています。
さて、6月のIPOですが現在予定の3件のうち2件は4月に上場予定だった案件を条件を少し変えて再新規承認となっています。条件変更はいずれも規模縮小・割安感強化といった初値に対しては伸びる条件が追加されたものとなっています。
同時に3月IPOで公募割れしたものもすっかり株価回復したように、マザーズ指数もコロナ前まで回復しています。むしろコロナ前よりも少し上の位置まで現状では来ていて行き過ぎ感もあります。
現時点ではIPOに関してはマインドはすっかり回復している印象で、期間もかなり空きましたので枯渇感もあり初値は高騰しやすい環境はかなり揃っています。
6月末の状況が分からないという先行き不透明感は残ると思いますが、IPOは常に水ものというか上場日まで分からない要素が多分に含まれているのは常です。
4月に上場していても初値は伸びたかもしれない銘柄が、見直されて再び上場してくる銘柄に関しては注目度が高く初値はオーバーシュート気味に盛り上がるのではないか?というのが現時点での見立てになります。
この状況下で出てくるIPOはより厳しい目線でチェックされると思いますので、応援したくなる心情も出てきそうですね。
いつもそうなのですが、期間が空いた後のIPOが一番穴場感があります。様子見というか上場して初値高騰という結果が出るまで参戦しない、盛り上がらない層というのが一定数いますので、今のうちにしっかり準備していて一番美味しいスタートIPOを見逃さないようにしたいですね。
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