2020年10月末のIPOも上場が無事に終了しました。10月末の上場銘柄は4件ありましたが、6月以降続いていたIPOの異様なほどの上昇相場からはやや落ち着いた初値だったと感じられた方も多いと思います。

イケイケの初値予想からはやや下回る結果でした。

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【IPO初値結果一覧表】騰落率、損益、その後の値動きなどチェックに

ここで多くの方が考えるのが、「IPO相場が崩れ始めているのではないか?」「潮目の変化を敏感に見ておかないと今後公募割れも出てくる」といったところでしょう。

SBI証券からマザーズ指数の2年チャートを拝借してみてみます。

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なるほど緊急事態宣言などで一気に冷え込んだ株式相場から10月にかけて大相場になっています。指数で2倍まで上がっているので異常なレベルです。それを考えれば、やや下げても普通と言えるかもしれません。

幸い次の11月のIPOは19日で中旬になります。さらに11月は5件のIPOしかなく同時上場などもないので、公募割れを警戒すべき銘柄というのは、今のところ再上場案件の「バリオセキュア」あたりぐらいでしょうか?

一大イベントであるアメリカ大統領選挙結果も来週には確定しています。結果はどうであれ、選挙後に荒れた展開があって、結果的には経済(株式)は市場原理で上に行くのみという状況まで見えればIPOにも後押しになるでしょう。

IPO(新規公開株)抽選配分当選履歴とIPO初値売り投資戦績

当方のIPOの抽選のみの戦績も10年以上載せていますが、紆余曲折ありながらも粛々と申し込むことで今年でもプラス収支になっています。ネットでポチポチ申し込むだけでプラス収支をずっと維持できているのも、やはり凄いことです。

黒澤が保有している全証券会社25社の特徴と感想を随時更新

IPOの公募株が人気で手に入れづらくなっているのは事実ですが、それでも粛々と参加すれば「待てば海路の日和あり」で、どなたでもチャンスが訪れるというのもやはり楽しい投資方法かなと感じています。

11月の銘柄よりも、これからたくさん出てくるであろう12月のIPO銘柄のほうが同時上場、連日上場による資金分散傾向で、初値がそれほど上がらないことが多いです。一方、分散されることで公募株の入手しやすさが上がると思いますので、良い意味で広く浅く皆さんにボーナスとなる相場になって欲しいと思っています。

私の年末に向けた目標ですが、SMBC日興証券主幹事案件で日興からの当選を受けて「株取引キャンペーン」にうまくエントリーしたい。

後は、楽天証券からの初当選がみたい、もしくは松井証券が幹事証券になっていて早めに注力していたところで報われて欲しいですね。