日本経済新聞の観測記事によると2021年のIPOは100社程度になり、2020年と同等で非常に数が多い年になりそうです。
ネット銀行大手の住信SBIネット銀行やクラウドファンディングを手がけるCAMPFIRE(キャンプファイヤー)が上場準備に入った。2021年中の新規株式公開(IPO)を目指す。今年は時価総額が1000億円を超える大型上場が複数見込まれ、年間の上場件数としては100社程度になるとの見方が出ている。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)のIPO新規上場観測情報
大型で注目される銘柄名も紹介されていました。住信SBIネット銀行はネット専業銀行で初のIPO。キャンプファイヤーはクラウドファンディング大手でかなり取り扱い金額が伸びているようです。
キャンプファイヤーは株式投資型クラウドファンディング部門としてCAMPFIRE Angels を用意してクラウドファンディング業界大手として伸びていますね。
上記2社は私もお世話になっていて注目しています。住信SBIネット銀行は「SBI」と入っているようにSBI証券と関連が強く、証券会社とコネクトさせて使っていますが、一般的には住宅ローンの低金利に強みがあるようです。
また大型案件として2020年に上場延期となった「キオクシアHD」、そして常に上場観測企業として名が挙がる「TBM」が紹介されています。
【IPO上場観測リスト】今後上場が予測される企業のリストと動向
上場予備軍は経済誌やニュースでチェックできる分でもかなり名前がありますので、今年もIPO市場は注目です。
私は2001年からのIPOデータを保有して解析表示していますが、このところ100社手前の上場が5年ぐらい続きました。予定的には余程の地合いの崩れがない限りは100社に近い銘柄が上場となりそうな状況とは感じます。
一方、去年の上場は大型案件が少なく、小粒上場が多かったため初値の成績が平均して良かったというのもあります。
吸収金額の大きさと初値の結果は確実に反比例しているデータはありますので、2021年の注目はやはり大型上場がうまく機能するか(公募割れを回避して、少しでも値があるか?)なのかもしれません。
2021年のIPOはすでに4社が新規承認が発表されていますが始まったばかりです。しっかり準備して利益を出せるようにしたいですね。
当方が上記で紹介している数ぐらいの証券会社をしっかり準備してようやく少し当たるぐらいがIPOの当選の現実です。ネットで表になる情報は誇張されたり、一部の結果が大きく広まることが多いですので、粛々と継続させる、落選しても気にせず出来ることを続けるというのが長期的に利益を出せるコツだと思います。
IPO(新規公開株)抽選配分当選履歴とIPO初値売り投資戦績
だらだらと当選と落選を紹介している私でも2007年からの全体結果で述べ241件のIPO公募参加、初値売りしたとして利益は1400万円を超えています。大した努力もしないで、この結果を出せるのですがから、やはりIPOは美味しいと言えそうです。